ちょっと怖いくらいにタフ「BMW X6 M」岡崎宏司のクルマ DE トリップ(1/2 ページ)

» 2012年08月17日 15時10分 公開
[岡崎宏司,LUXURY TV]

著者紹介:岡崎 宏司(オカザキ コウジ)

1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。

※この記事は、LUXURY TVより転載しています。


 今日は「BMW X6 M」のご紹介です。このクルマ、見るからにタフそうです。それもハンパじゃありません。ちょっと怖いくらいにタフそうです。

BMW X6 M この顔、強烈な迫力です

 まずは、スペックをチェックしてみましょう。4.4リッターの32バルブV8の直噴ターボエンジンからは、BMW M社の手によって、555馬力、680ニュートンメートルが引き出されています。重量は2.3トンを超えるヘビー級ですが、このエンジンはまるで意に介しません。ちなみに、トランスミッションは6速ATです。

 むろん、X6 Mは速いクルマです。しかも、そうとう高いポジションに座っているので、加速の速さはより強烈なインパクトで迫ってきます。でも、高さと速さの違和感に馴れてくるにつれて、心地よさがどんどん高まってきます。強烈に速くはあるけれども、その速さには荒々しさ、猛々しさといった表現は当たりません。

BMW X6 M 全高は1675ミリ。この高さも迫力の一要素でしょう。タイヤは20インチです
BMW X6 M 重量2360キロのクルマに、時速300キロスケールのスピードメーターが組み込まれています
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