球体デザインのインテリア感覚ハンディクリーナー「ORB」試用インプレッション(3/3 ページ)

» 2012年08月10日 07時00分 公開
[吉村哲樹,Business Media 誠]
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明らかに吸引力がアップしたORB72

 さて、従来モデルであるORB48と、新しく発売されたORB72との違いだが、はっきりとした差がある。まずは吸引力。ORB72は、新たに7.2ボルトの大型モーターとリチウムイオンバッテリーを採用したことで、カタログ上では吸引力が25%アップしている。

 しかし体感的には、それ以上の差があるように思われた。特に、毛布やブランケットについた毛や埃を掃除するような場面では、吸引するゴミの量に明らかな差が出た。ただその分、動作音はほんの少しORB72の方が大きくなっているように感じた。

 またフル充電に要する時間も、ORB48では6時間かかっていたのが、ORB72では3.5時間に短縮されている。この差は、日々使う上では意外と大きい。6時間かかるとなると、一度バッテリーが空になってしまうと「今日はこの辺にしておくか」となるが、3時間ちょっとでまた使えるようになるのであれば、「別の用事を済ませた後に、ほかのところも軽く掃除してみるか」という気も起きてくる。

ORB 充電器にちょこんと乗っている姿も愛らしい(クリックで拡大)

 1人暮らしの社会人であれば、朝出掛ける前にちょっと使って充電、そして夜帰宅して使ったらまた充電、といった使い方がメインになるかもしれない。そうした使い方であれば、ORB48でも十分なのかもしれない。なお、ORB48はフル充電の状態で最大約7分間、ORB72は最大約8分間の使用が可能になっている。

ORB 箱のデザインも何だかオシャレだ(クリックで拡大)

 ちなみに筆者は、普段から一般的なハンディクリーナーをそれなりの頻度で使っていたのだが、やはり置き場所を選ぶのが気になっていた。ORBなら、すぐ手に届くところに置いておけるので、ちょっと気が付いたときにひょいと取り上げて、気軽に掃除ができる。日々こまめに身の回りをきれいにできるかどうかは、こうしたちょっとした手間の差が大きく影響するのかもしれない。

 最後に、ORBは本体だけでなく、箱のデザインも何だかオシャレだ。デザインへのこだわりは、こんな細かいところにも表れているのかもしれない。

ORBのスペック
モデル ORB72 ORB48
定格電圧 7.2ボルト 4.8ボルト
バッテリータイプ リチウムイオンバッテリー(1.5アンペア時) 非公表
充電時間 3時間30分 6時間
充放電回数 非公表 非公表
連続作業時間 約8分 約7分
集塵方式 バッグレスタイプ バッグレスタイプ
集塵容量 170ミリリットル 170ミリリットル
本体サイズ 140×130×130ミリ 140×130×130ミリ
本体重量 約715グラム 約750グラム
希望小売価格 1万5750円 1万500円
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