次は、肝心の掃除機としての使い勝手だが、これもなかなかいい。使う際には、本体の側面に格納されたハンドルを取り出す。すると同時に、反対側の側面に格納されていた吸引ノズルが、ハンドルと左右対称の格好で自動的に出てくる。
一見するとデザイン重視の造りのようにも思えるが、実際に使ってみるとハンドルの湾曲具合が手に程よくフィットして握りやすい。吸引ノズルも同じく湾曲しているので、高い棚に積もった埃を吸い取るときなど、必要以上に手元を上げなくても済む。
また、サイズが全体的にコンパクトにまとまっているので、例えば机やテーブルの上に置いてあるモノを避けながら掃除したいときなどには、小回りが効いて便利だ。ブラシノズルや先細ノズルも付属しているので、PCのキーボードなど、細かいすき間に入ったゴミも掃除しやすい。
ゴミのたまり具合も確認しやすい。本体前面のプラスチックケースを通して、内部にどれだけゴミがたまっているか確認できるようになっている。ゴミ捨てはケースを開けるだけの操作で簡単に行える。もっとも開口部が広いため、慎重にやらないと細かい埃が飛び散ることになる。
逆に、使っていて少し気になったのが、その全体的な重量感。広い範囲を連続して掃除するときには、ハンドルを持つ手がちょっと疲れることもあった。本体の重さのせいなのか、あるいはハンドル形状のせいなのか、そこそこの重量感が手に伝わってくる。
それに加えて、吸引する間はボタンを押し続けていなければいけないので、指も少し疲れてくる。あくまでも、限られた狭い範囲を手早くきれいにするというのが、ORBの本来の使い方なのだろう。
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