机や棚の上に溜まったちょっとした埃が気になる。だけど、そのためにいちいち掃除機を持ち出したり、雑巾でふき取ったりするのもちょっと面倒。そんなときに便利なのが、コードレスのハンディクリーナーだ。片手で操作しながらささっとゴミを吸い取り、ちょっとした掃除を手早く済ませることができる。もしもハンディクリーナーがいつでも手の届く場所、例えば机やキッチンテーブルの上に常に置いてあったら、かなり役立つだろう。
「いやいや、そんな目に付く場所に掃除機なんて置けない」――そう考える人も多いかもしれない。しかし、掃除機がインテリア雑貨のようなオシャレな見た目ならどうだろうか? 米国の電動工具メーカーであるブラック&デッカー(BLACK&DECKER)のコードレスハンディクリーナー「ORB」(オーブ)は、まさにそうしたコンセプトで開発された。
2012年7月下旬にはリチウムバッテリーを採用した上位モデル「ORB72」が発売された。そこでORB72と従来モデルの「ORB48」(2011年7月発売)をメーカーからお借りして、比較しながらしばらくの間自宅で使ってみた。
実物を見ての第一印象は、「確かに、これは一見して掃除機には見えない!」。デザイン性が高いので、これならインテリア雑貨の1つとして、あえて目に付くところに置いておくのも十分にアリだろう。事実、筆者もORBを家中のあらゆるところに置いて眺めてみたのだが、周囲のインテリアに自然に溶け込んで、ほとんど違和感がない。
ORBのデザインは、その名のとおり球体。大きさも直径約13センチと、かなりコンパクトにまとまっている。この独創的なデザインは、本体の中心部にモーターを配置した独自設計により実現されたものだという。
もちろん、球体のままでは掃除機としての役目を果たさない。本体の側面にはハンドルと吸引ノズルが格納されており、掃除機として利用する際にはこれを取り出す仕組みになっている。
普段の球体の状態だけでなく、ハンドルと吸引ノズルを取り出したときの見た目もまたユニークだ。垂れ耳の小動物を思わせて、何とも愛らしい。あるいは、テレビアニメ「ガンダム」に出てくる球形ロボット「ハロ」を連想する人もいるかもしれない。ということで、デザインには大満足。
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