ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ アジアシリーズは、1ラウンドにつき2戦のレースが行われる。今回、富士スピードウェイで行われた第2ラウンドでは第3戦と第4戦が争われる。7月14日には、第3戦と第4戦の予選がそれぞれ15分ずつ、そしてインターバルを置いた後に第3戦の本選(50分間)が行われた。
使われる車両は、前述のとおりガヤルド LP560-4にレース用の改造を施したもの。ガヤルドには、FIA GT3の規格に沿ったレース車両も存在するが、スーパートロフェオ用車両の改造範囲はGT3より狭い。しかし、ベース車両のスペックがそもそも「最大出力570馬力のエンジン+4輪駆動」と、市販車としてはけた違いの性能を誇る。そのため、スーパートロフェオ仕様であっても、GT3車両に匹敵するほどのポテンシャルを発揮する。
実際のところ、同じ日に行われたGTアジアシリーズ第5戦に参戦したGT3仕様ガヤルドの予選ラップタイムと、スーパートロフェオ参加車両の予選ラップタイムの間に、ほとんど差は見られなかった。
ちなみにスーパートロフェオ アジアシリーズは、プロドライバーの間で争われる「プロフェッショナル」クラスと、アマチュアドライバーによる「アマチュア」クラスの2つに分かれている。ただし、両クラスとも同じ規格のマシンを使用し、同じレースを戦う。
今にも雨が降り出しそうなどんよりとした曇り空の下行われた第3戦、第4戦の予選は、どちらもプロフェッショナルクラスのAnthony Liu(中国)/Davide Rizzo(イタリア)組がポールポジションを獲得した。
なお、第3戦の予選では、地元日本のLamborghini Japanチームからアマチュアクラスにエントリーする寺島しげる/安岡秀徒組が2位に着ける。寺島組は、セパンで行われた第1戦、2戦で総合4位、5位、そしてアマチュアクラスではどちらもクラス優勝を飾っている。富士では、連続クラス優勝とともに、念願の総合順位で初の表彰台ゲットを狙う。
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