さて、バスは丸の内・大手町のビル街を抜け、日本橋、秋葉原、上野を抜けるルートをまさに「風を切って」走っていく。身体に直接風が当たる爽快さもオープンデッキバスならではで、開放感をさらに高めてくれる。
ただし、バスのスピードが乗ってくると結構強い風が入ってくるので、帽子を被っているときなどには注意が必要かもしれない。
ちなみに秋葉原を通るときには、バスガイドさんがメイド喫茶について丁寧に説明してくれた上、萌え声での「おかえりなさいませ、ご主人さま!」まで披露してくれるというサービスぶりだ(外国語の音声ガイダンスで萌え声が入っているかどうかは不明……)。
そして、浅草・東京スカイツリーコースのハイライトといえば、何と言っても東京スカイツリー。屋根がない分、てっぺんに至るまでその全貌を車内から一望でき、迫力満点だ。目の前にその姿が現れた途端、参加者からは一様に「おおー!」というどよめきが起こった。
なお今回の試乗会では、写真撮影のために特別にとうきょうスカイツリー駅前でバスをいったん駐車した。通常運行時にはもちろん、乗客の乗降のために停車場の前で一時停車するのみだ。
なお、スカイツリー前での15分間ほどの撮影タイムを入れて、コースを一周するのに要した時間はおよそ1時間40分ほど。通常運行時も、ほぼ同じぐらいの所要時間になるという。
さまざまな観光スポットを効率よく回れることはもちろんのこと、それにも増して2階建てオープンデッキバスから見る東京の風景は実に新鮮だった。普段見慣れたはずの風景が、かなり異なる印象に見える。この感覚を味わうためだけに乗ってみるのも、十分アリかもしれない。
なお、スカイホップバスのサービス開始は、冒頭でも紹介した通り2012年6月30日から。チケットは丸の内三菱ビル1階にあるチケットカウンターと、とうきょうスカイツリー駅前営業所で購入できるほか、近くバス車内でも購入可能になるそうだ。
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