屋根なし2階建て乗り放題バスで東京観光を――スカイホップバス一足先に記者が体験(3/3 ページ)

» 2012年06月29日 13時43分 公開
[吉村哲樹,Business Media 誠]
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コース最大の目玉は東京スカイツリー

 さて、バスは丸の内・大手町のビル街を抜け、日本橋、秋葉原、上野を抜けるルートをまさに「風を切って」走っていく。身体に直接風が当たる爽快さもオープンデッキバスならではで、開放感をさらに高めてくれる。

 ただし、バスのスピードが乗ってくると結構強い風が入ってくるので、帽子を被っているときなどには注意が必要かもしれない。

スカイホップ 中央通りを走りながら日本橋の街並みを一望(画像をクリックすると拡大します)

 ちなみに秋葉原を通るときには、バスガイドさんがメイド喫茶について丁寧に説明してくれた上、萌え声での「おかえりなさいませ、ご主人さま!」まで披露してくれるというサービスぶりだ(外国語の音声ガイダンスで萌え声が入っているかどうかは不明……)。

スカイホップスカイホップ (左)今や秋葉原名物となったAKB48劇場を横目に、(右)バスガイドさんも思いっきり風を受けながらの奮闘だ(画像をクリックすると拡大します)

 そして、浅草・東京スカイツリーコースのハイライトといえば、何と言っても東京スカイツリー。屋根がない分、てっぺんに至るまでその全貌を車内から一望でき、迫力満点だ。目の前にその姿が現れた途端、参加者からは一様に「おおー!」というどよめきが起こった。

 なお今回の試乗会では、写真撮影のために特別にとうきょうスカイツリー駅前でバスをいったん駐車した。通常運行時にはもちろん、乗客の乗降のために停車場の前で一時停車するのみだ。

スカイホップスカイホップ (左)空に向かってそびえ立つ様をすべて視界に収めることができる、(右)スカイツリーをバックに車両を撮影(画像をクリックすると拡大します)

 なお、スカイツリー前での15分間ほどの撮影タイムを入れて、コースを一周するのに要した時間はおよそ1時間40分ほど。通常運行時も、ほぼ同じぐらいの所要時間になるという。

 さまざまな観光スポットを効率よく回れることはもちろんのこと、それにも増して2階建てオープンデッキバスから見る東京の風景は実に新鮮だった。普段見慣れたはずの風景が、かなり異なる印象に見える。この感覚を味わうためだけに乗ってみるのも、十分アリかもしれない。

 なお、スカイホップバスのサービス開始は、冒頭でも紹介した通り2012年6月30日から。チケットは丸の内三菱ビル1階にあるチケットカウンターと、とうきょうスカイツリー駅前営業所で購入できるほか、近くバス車内でも購入可能になるそうだ。

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