1. 知らない道は、夜は走らない
一度も走ったことのない道を夜に走るのは、やむを得ない場合を除いて、あまりオススメしない。なぜなら、「路面状況が肉眼で把握しにくい」から。
自転車は路面状況に大きく左右される乗り物で、クルマなら気にならないような路面のヒビ割れ、うねり、ワダチ、凹凸に大きく影響される。経験のある道なら、「この先、路面がデコボコになるからスピードを落とすか」とか、「◯◯駅前と✕✕交差点の間にあるワダチは、ハンドルを取られそうになって危険だから歩道に逃げよう」と判断できるが、初めてだとそうはいかない。
道路状況が分からない道を夜間に走るのは、ちょっとしたギャンブルの一面もある。
2. 昼間より臆病に走ろう
視界が悪くなる夜間は「オレ、臆病すぎるかな?」と思うほど慎重になるくらいでちょうどいい。
個人的に特に気を付けているのは「下りの坂道>上りの坂道」。スピードを出さずに下ってしまうと、上りで脚力を使わされるので、つい横着をしてスピードを落とさずに突っ込んで行きたくなる。でも、万が一脇道から歩行者が出てきたら……と考えるようにして、意識して下り坂ではブレーキをかけながら走っている。
慎重になりすぎたって、誰に笑われるわけでもない。堂々と安全運転を心がけたい。
3. ライトは前にも後にも
道路交通法で定められているし、改めて書くまでもないけど、死にたくないならライトは必須。でも、点けている人は、筆者の感覚ではせいぜい6割くらい。ライトを点けないなんて、クルマから見落とされる可能性をわざわざ高めているに等しい行為なのだが、命が惜しくないのかな? と首を傾げてしまう。
筆者は絶対に事故はゴメンなので、フロントはもちろん、リアには赤いライトを付け、前後の視認性を高めている。
リアには赤いライトを装備しよう。自転車は言うまでもなく左側通行。つまり、車両と同じ方向を走る。これを守っていない自転車乗りのなんと多いことか……。
車両と同方向に走るということは、1時間以上都内を走れば、ゆうに数百台の自動車、バイク、バス、タクシー、トラックに絶えず抜かれ続けることになる。リアのライトは、各ドライバーに向けて「ここに自転車がいますよ。気をつけて追い越してね」と知らせるためのもの。チカチカ点滅させることで、遠くからでも認識してもらいやすくなる。
最近はLEDで明るいタイプのものや、摩訶不思議な点滅パターンで注意を喚起する商品も出回っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング