意外とシブイ、その訳は……Baby-G 長谷川潤モデル

[吉岡綾乃，Business Media 誠]

　カシオ計算機は6月5日、女性向けカジュアルウオッチ「Baby-G」の新製品として、モデルの長谷川潤さんとのタイアップモデル「BGA-153HJ」を発表した。6月30日発売で、価格は1万7325円。

　長谷川潤さんは2011年からBaby-Gのイメージキャラクターを務めている。BGA-153HJのベースモデルは、Baby-G「Big Case Series」。長谷川さん自身がベースモデルを選び、カラーリングやパッケージ、背面の刻印やパッケージまでこだわってプロデュースした。コンセプトは「オンにもオフにもつけたい時計」。

　カラーは濃いグレーで、全体的にマットな仕上がりだ。美錠もマットで黒に近いグレーのものをセレクト。背面の刻印には自分のサインではなく、出身地のハワイにちなみ、男性用のレイのデザインと「Love＆Aloha」のメッセージを刻印した。

　実際の商品を見て驚いたのが、見た目が「予想外にシブイ」こと。上述の通り濃いめのグレーで、液晶は黒。通常はキラキラ光る金属が用いられる美錠もつや消しの濃いグレーで、パッと見が「黒い」。ベースモデルよりも地味というか落ち着いたデザインで、華やかな雰囲気の長谷川さんとは一瞬イメージが結びつかないような気がするのだ。

　このようなカラー・デザインになった理由は「どんな服にも似合い、毎日オンでもオフでもつけられるから」だという。「なるほど、逆にいろいろな服を着こなすモデルさんらしい考え方かも……」と思ったのだった。

　ちなみに発表会が行われた6月5日は、長谷川さんの26歳の誕生日。会場ではBaby-Gをかたどったバースデーケーキも登場していた。