全日空とエアアジアの合弁会社であるエアアジア・ジャパンは5月30日、成田空港から8月1日に札幌(新千歳)便と福岡便、8月3日に沖縄(那覇)便を就航すると発表した。
運賃は成田〜札幌が4580〜1万8800円、成田〜福岡が5180〜1万9580円、成田〜沖縄が6680〜2万3080円※。7月に就航予定のジェットスター・ジャパンが打ち出した最低運賃より、それぞれ10円ずつ安い価格とした。
エアアジア・ジャパンの岩片和行社長は「価格が他社よりも安かったのは偶然だと思っている。私たちの競争相手は、競合他社ではなく私たち自身のコスト。もしくは交通機関以外、休日にディズニーランドなどに出かけたいという人が、その代わりにエアアジアに乗って(札幌などに)出かけてもらえるようにすること。他社を強く意識した設定ではない」とコメントしている。
運航は週84便(成田〜札幌42便、成田〜福岡28便、成田〜沖縄14便)を予定。チケットは、5月31日0時からエアアジアWebサイトで販売開始する。
また、就航を記念して、“エアアジアとのご縁がありますように”という意味を込めた片道5円の航空券を1万席用意。8月28日〜11月28日搭乗分に適用される航空券で、同社Webサイトで5月31日から6月3日まで販売。抽選方法など詳細は、販売開始時に明らかにする。
今後の就航計画については、「1年間で100万人を運べるようにしたい。8月の3路線に加え、10月に韓国の仁川、釜山への進出が決まっていて、その後、フライト所要時間が2〜4時間の台湾や中国の中で新しい路線を検討している。来年以降、既存路線の便数充実か他路線への拡大かという2つの選択肢があるが、今夜からの売れ行きを見ながら、国内線、国際線の区別なくスピード感を持って決めていく」(岩片和行氏)
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