自転車通勤で危険な場所を調べてきたよ――新宿、池袋編：ジテツウは安全なのか？（3/4 ページ）

[シックス・アパート 中山順司，Business Media 誠]

死角が多い池袋六ツ又交差点

　靖国通りを左折して明治通りに入り、池袋目指して北上する。東新宿駅、西早稲田駅、学習院下駅を通過していく。直線になっているので見通しはよいほうだ。池袋の手前でゆるい傾斜がしばらく続くが、キツイほどではない。走りやすさは可もなく不可もなくといったかんじ。

　池袋駅の東口を通過すると、本日2つ目の危険交差点「池袋六ツ又交差点」は眼と鼻の先だ。ちなみに池袋東口はスマートサイクリングのWebサイトでは「危険箇所」にランクされていない。渋谷や新宿に引けをとらないほどの大規模な駅なので、なぜランクされていないのか不思議に思っていた。

　でも、実際に走ってみると、確かにおびただしい数の歩行者がいるものの車道が直線でクルマの流れも速いので、歩行者が忠実に信号を守ってくれている印象だ（信号の変わり目のフライング的な飛び出しがなかった）。だから、自転車でも難なくパスすることができた。

　池袋六ツ又交差点に到着。このまま直進して王子方面にいくつもり。しかし、この写真の角度から見る限りでは六叉路とは分からない。もう少し前進して様子を確かめてみる。

　左から太い道がつながっている。日陰のせいで奥の様子が分かりにくい。

　右方向に目をやると、斜め前にも道があり……。

　さらに右斜め後ろにも道がある。どの道も中央分離帯があって見通しが悪く、頭上には首都高があって暗い。たとえ信号が青でも、どの方向からクルマが右左折してくるかが分からないのが怖い。

　あれ、六ツ又なのに道が5つしかない。もう1つはどこだろうと頭をまわすと、何と左斜め後ろに細めの道が。な、何という死角。六叉路と知らずに進入していたら、確実に見落としそう。