宇宙飛行士になるための学資金はいくら?

» 2012年05月23日 12時49分 公開
[Business Media 誠]
宇宙兄弟 宇宙兄弟

 2012年5月5日に公開された映画『宇宙兄弟』。累計800万部を超える小山宙哉さんの原作マンガを実写化し、主題歌を英国のロックバンド「コールドプレイ」が担当するなど話題となっている。

 さてこの映画、大人になった主人公が幼いころに兄弟で交わした「2人で宇宙飛行士になる」という約束を果たすために奮闘するというストーリー。実際に宇宙飛行士になるために必要な学資金はいくらぐらいだろうか。

 イオン保険サービスが、JAXA宇宙飛行士候補者募集要項や日本人宇宙飛行士の出身大学などを参考に算出したところ、宇宙飛行士になるためには約504万円〜約4647万円の学資金が必要になるそうだ。

 一番低い約504万円の場合は、幼稚園から高校までをすべて公立校で学び(総学習費約504万円)、大学は学費を学校側が負担する防衛大学校か防衛医科大学校に進んだケース。同じく、高校までを公立校で過ごし、国立大学の理工学部に進んだ場合は4年間の学費や入学金、実験実習費、設備費などを含んで約243万円が追加され、総学習費は約747万円となる。

 もっとも高額な約4647万円の内訳は、幼稚園から高校までを私立で過ごし(総学習費約1702万円)、私立大学の医学部を卒業後(6年間の学費や入学金、実験実習費、設備費などで約2540万円)、私立大学の医学部博士課程(5年間の学費や入学金、実験実習費、設備費などで約405万円)に進学した場合だ。

 これらは学費だけなので、あくまでも参考金額に過ぎないのだが、「宇宙飛行士」が夢という子どもを支援するにはこれだけのお金が必要になりそうだ。なお、イオン保険サービスでは5月31日まで、『宇宙兄弟』のオリジナルグッズ(非売品)をプレゼントする「夢を叶えるお値段いくら?子どもの夢、投稿募集キャンペーン」をFacebook上で実施している。

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