自転車通勤で危険な場所を調べてきたよ――青山、渋谷、神泉町編：ジテツウは安全なのか？（3/4 ページ）

[シックス・アパート 中山順司，Business Media 誠]

生ゴミは危険がいっぱい

　道玄坂をヨイショヨイショと登った。写真は撮っていないけれど、道玄坂下と道玄坂上の間の道の汚さはちょっとひどすぎる。生ゴミ袋が破れて、中身が歩道に盛大に飛び出しているのは閉口した。道路にも細かいゴミ（紙くず、ポイ捨てされたタバコなど）が散乱している。道は狭いわ、汚いわ、渋谷はよほど必要に迫られない限り走りたくないと思った。

　なお、生ゴミは生理的に不快なだけでなく、ゴミの中の割れたガラスなどでパンクすることがある（経験アリ）。たとえ生ゴミが撤去されていても、細かいガラス破片は落ちたままということはよくあるので、僕は生ゴミ置き場は（ゴミの有無に関係なく）避けて走ることにしている。

　道玄坂上交差点を過ぎると、道は急に落ち着きを取り戻す。さっきのゴミはなんだったんだ？　というくらいにフツーのビジネス街になる。この先にあるのが神泉町の交差点。ここから見る限り、見通しも悪くなさそうだし、イレギュラーな地形をしているわけでもなさそうだ。

　ここはさほど危険を感じないかな。でも（工事中の）太めの高架が多少気にはなる。神泉町交差点に限らず、こういった大きめの交差点では、右折車は大きな円を描きながら曲がってくる。こっちが正面しか見ずに走っていると、まるで死角からクルマが迫ってくるように感じられて、ちょっと焦る。交差点を通過するまでは、首を振って視線を広めにとったほうがいいと思う。