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» 2012年05月08日 08時00分 UPDATE

秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話:カリフォルニア州ナパバレーで“ワイントレイン”に乗った (1/6)

成田からデルタ航空でアメリカ西海岸のサンフランシスコへ。そこからはフェリーを利用し、ワインの産地ナパバレーを目指す。今回の旅の目的はただ1つ──世界中の旅行者を魅了してやまない観光列車、ワイントレインに乗ることだった。

[秋本俊二,Business Media 誠]

 空の旅をこよなく愛する私が、珍しく列車の旅を満喫した。乗りたい鉄道は数々あれど、私が目指すのは常に海外。現地までの移動では当然、旅客機を利用することになり、空と陸の両方の旅を同時に楽しめるからだ。今回レポートするのは、米国カリフォルニア州のナパからセントヘレナを結ぶ観光列車──ワイントレインである。レポートの後半では、日本からサンフランシスコへの空の旅と、サンフランシスコからナパまでのフェリーを使ったアクセスの仕方を紹介しよう。飛行機と船と、ワイントレイン。乗り物好きの人には、これほど贅を極めた旅はほかにない。

飛行機と空と旅 ワインの産地ナパとセントヘレナを結ぶ観光列車、ワイントレイン

ぶどう畑の中を3時間かけて往復

 ナパバレーのワイントレインは、カリフォルニア州北部の有名なワインの産地をひたすら走る観光鉄道だ。区間は、ナパを出発して北上し、カリフォルニアのワイン醸造の発祥地といわれるセントヘレナまでの往復約59キロ。通常なら1時間もかからない距離を、のんびり3時間もかけてゴトゴトと進んでいく。

 ただ乗っているだけでは、もちろんない。列車に揺られて3時間、左右に広がるのどかなぶどう畑と「ドメーヌ・シャンドン」や「オーパス・ワン」「ガーギッチ・ヒルズ」など世界的に名の知れたワイナリーを車窓から望みながら、フルコースの料理とカリフォルニア産ワインを楽しむ。この列車には、飲んだり食べたりが大好きという人たちが世界中から集まるのだ。

飛行機と空と旅飛行機と空と旅 アメリカ全土やヨーロッパを中心にワイン好きの人たちが集まる

 ワイントレインは、ナパとセントヘレナとの間を毎日2往復している。午前11時30分に出発する“ランチ・トレイン”と、午後5時30分に出発する“ディナー・トレイン”と。私が予約したのは、そのうちのランチ・トレインである。ナパのダウンタウンから徒歩10分ほどのところにあるトレインステーションには、午前9時過ぎに早めに到着した。

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