日産がスポーツEVコンセプト「EMERG-E(エマージ)」を公開(1/4 ページ)

» 2012年04月18日 10時27分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 日産が展開するラグジュアリーブランド「インフィニティ」はジュネーブモーターショーにおいて、スポーツEVコンセプト「EMERG-E(エマージ)」を公開した。

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 プレミアムSUVやサルーンを軸としたラインアップ展開を行っているインフィニティが、次世代ハイパフォーマンスモデル開発のキーワードとして掲げるのが「低排出と高性能」だ。その両性能を、レンジエクステンダーを備えた電気パワーユニットを軸とし、インフィニティブランド初となるミッドシップレイアウトのスポーツモデルに投影したのがこのエマージである。

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 エマージのパワーユニットは、総出力300キロワット(402馬力)を発生するツインモーターとリチウムイオンバッテリー、4つのインバーターなどによって構成される。静止状態から時速60マイル(時速約96キロ)までの加速を、わずか4秒でこなすという俊足ぶりだ。

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 2シーターのキャビン後方には、レンジエクステンダーとして発電専用の直列3気筒ガソリンエンジンを搭載。パワーユニットとこのレンジエクステンダーとの連動により、ロングレンジの航続を実現している。なお、レンジエクステンダー稼働時の走行中CO2排出量は、1キロ走行当たりわずか55グラムに抑えられている。またモーターのみを稼働させた完全なEVとして約48キロ程度の航続が可能。ショートレンジでの移動シーンではゼロエミッションビークルとしても活躍してくれる。

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 モビリティにおける次世代パワートレインを担う電気パワーユニットを軸に走行性能、航続性能、環境性能のあらゆる面で卓越した性能を実現してみせたエマージ。プレミアムスポーツレンジの新しい価値を示唆するとともに、次世代モビリティのあるべき姿を提案する1台とも言えるだろう。

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