G-SHOCKにリューズが付いた!? パイロットウオッチ「GW-A1000」――英空軍パイロットの意見も取り入れ

» 2012年04月04日 15時29分 公開
[Business Media 誠]
GW-A1000 (出典:カシオ計算機、画像をクリックすると拡大します)

 カシオ計算機は、リューズスイッチでスムーズな操作を実現する「Smart Access」を備えた、パイロット仕様のG-SHOCK「GW-A1000」を7月31日に発売する。価格は樹脂バンドモデルが5万6700円、メタルバンドモデルが7万1400円。

 GW-A1000は、電子式リューズスイッチを使って直感的に機能を使い分けられる操作体系「Smart Access」をG-SHOCKとして初採用。リューズスイッチは、パイロットがグローブを装着した手でも操作できるように大型になっており、確実にロック/解除操作ができるクイックロック機構を取り入れた。また、リューズスイッチの周囲には誤操作を防ぐためのリューズガードが張り出している。

 コックピット内で激しい振動にさらされるパイロットウオッチらしく、耐衝撃、耐遠心重力、耐振動性能を備える「TRIPLE G RESIST」構造を採用。内部モジュールの外周や裏面に使ったゲル状の素材によって振動を低減し、同社の試験によれば振動加速度20Gまでの耐えられるという。

 GW-A1000は、2012年3月に開催された「バーゼルワールド2012」で発表された新モデル。開発には、英国空軍のパイロットの助言による「パイロットが実際のフライト中に重視する操作性」が取り入れられている。

GW-A1000GW-A1000 樹脂バンドモデルの「GW-A1000」とメタルバンドモデルの「GW-A1000D」(出典:カシオ計算機、画像をクリックすると拡大します)

G-SHOCK「GW-A1000」

  • 主な性能:耐衝撃性能、耐遠心重力性能、耐振動性能、20気圧防水
  • 受信電波:JJY(日本、福島局 40kHz、九州局 60kHz)、WWVB(米国 60kHz)、MSF(英国 60kHz)、DCF77(ドイツ 77.5kHz)、BPC(中国 68.5kHz)
  • 電波受信方法:自動受信(最大6回/1日、中国のみ最大5回/1日)、手動受信
  • ワールドタイム:世界29都市ワールドタイム(29タイムゾーン、サマータイム設定機能)+UTC(協定世界時)の時刻表示、UTCダイレクト呼出機能、ホームタイム都市入れ替え機能
  • ストップウオッチ:1/20秒計測、120分計、フライバック付き
  • 使用電源:タフソーラー(ソーラー充電システム)
  • 連続駆動時間:パワーセービング状態で約29カ月(フル充電時)
  • サイズ:54.1×51.7×16.4ミリ(縦×横×厚さ)
  • 重量:約85グラム(メタルバンドモデルは約157グラム)

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