セイコーインスツル(SII)は、2012年3月8日からスイス・バーゼルで開催されているバーゼルワールド2012の会場で、ライセンスブランドを中心に新モデルの発表を行った。
SIIの展示ブースでは、ISSEY MIYAKEやALESSI、オニツカタイガーといった同社が手掛ける各種ライセンスブランドの新モデルが多数展示されたが、中でも最大のスペースだったのは今回バーセルで初披露となる「ブルックスブラザーズ」ブランドだ。
ブルックスブラザーズは言わずと知れた、米国の老舗アパレルメーカー。これまでも米国ではブルックスブラザーズの名前を冠した腕時計がOEM生産されていたが、今回SIIは正式にライセンス契約を結び、ブルックスブラザーズブランドの正式ウオッチとして新たに開発した。今回発表されたモデルは4種類で、どれもSII製の機械式ムーブメント(自動巻き)を搭載する。
1つ目のモデルは「THE CHRONOGRAPH SOLLECTION」。その名のとおり、クロノグラフのモデルだ。
小振りなフェイスにローマ字インデックス、オーソドックスなインダイヤル配置、ケース側面のラウンドシェイプと、クラシカルテイストが非常に強いデザインとなっている。これは、「オーソドックスで長く使える」というブルックスブラザーズのブランドコンセプトに沿ったもので、SIIのデザイナーとブルックスブラザーズ本社との間でディスカッションを重ねた結果、生み出されたデザインだという。文字盤の12時位置には、ブルックスブラザーズのロゴが金色に輝く。
なお、文字盤にはホワイトとダークブルーといった2色のバリエーションがあり、価格はどちらも25万円(税抜)。
また、オーソドックスな3針モデル「THE CORE COLLECTION」には、ラウンド型とトノー型の2種類のモデルをラインアップする。こちらもクロノグラフモデルと同様、非常にクラシカルなテイストを強調したデザインとなっている。それぞれメタルバンドと革バンドのモデルがあり、後者にはケースにピンクゴールドメッキが施されたモデルも用意される。
価格は、ステンレスケースの革バンドモデルが5万円、ピンクゴールドメッキケースの革バンドモデルが5万5000円、そしてメタルバンドモデルが6万円(すべて税抜)となる。
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