仕事に、遊びに。香港3泊4日でエネルギーをフルチャージ：秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話（3/6 ページ）

[秋本俊二，Business Media 誠]

ビクトリア湾に面した抜群の立地

　香港に滞在して2日目だ。やるべきことはまだ山ほどある。ちょっと多すぎたかな、と思うくらいに私は香港に仕事を持ち込んだ。しかし環境を変え、集中して取り組むことで成果を上げられることを、過去の経験で知っている。もちろんそのためには、立地も含めてそこそこのレベルのホテルを選ぶほうがいい。

　私は今回、ザ・エクセルシオール 香港に宿泊している。銅鑼湾（コーズウェイベイ）の中心部に位置する4ツ星ホテルだ。エクセルシオールホテルは各国に展開しているが、ザ・エクセルシオール 香港はマンダリン オリエンタルの系列だから、スタッフの対応もサービスも行き届いている。ビクトリア湾に面し、ロケーションもいい。864室のゲストルームのほとんどと22室のスイートからビクトリア湾の眺望を楽しめる。

　値段は、香港のホテルでは「安くもなく高くもなく」といったところ。私はデラックスハーバービューの部屋をとり、31階にあるエグゼクティブラウンジの使用をオプションで追加した。エグゼクティブラウンジではプライベートチェックインができるほか、朝食やアフタヌーンティー、夕方のカクテルサービスなどが無料で提供される。高速インターネットの接続サービスを利用できるのも好都合だ。

午後は街に繰り出して「充電」タイム

　朝5時前に起き出して朝食の時間までは部屋でネットを使用し、そして9時ごろからはビジネス環境も整ったエグゼクティブラウンジをフル活用して、とにかく執筆に専念。午後の早い時間に仕事を切り上げ、街に繰り出すという日々が続く。ホテルを出てからは「充電タイム」なので、好きな場所で好きに過ごせばいい。

　香港公園の茶藝館で外国人向けの中国茶セミナーを香港政府観光局が無料で開催していると知り、2日目の午後はそこに参加してみることに。そして夕方からはスターフェリーで九龍サイドに渡り、尖沙咀（チムサーチョイ）北側にあるナッツフォードテラスで食事をとった。

　ナイトスポットとしては中環（セントラル）にある蘭桂坊（ランカイフォン）のほうが知名度は上だが、私はキンバリーロードから細い階段を登った小路にスペイン料理やイタリアンなどのカフェが軒を連ねるナッツフォードテラスが好きだ。到着した日の夜、旅行者の動向や香港情勢について意見をうかがったザ・エクセルシオール 香港の日本人スタッフも「私もナッツフォード派ですね。ヨーロッパの街並みを再現したような雰囲気がいいですし、地元の人たちもちょっとだけお洒落をして出かけるスポットです」と言っていた。