東京モーターショー、BMW・ポルシェ・ホンダ（1/4 ページ）

[日岐まほろ，エキサイトイズム]

　12月3日より一般公開がスタートした第42回東京モータショーの現地速報。今回は、24年ぶりに開催地を都内へと移し、東京ビッグサイトでの開催となっている。世界13の国と地域から約400台のモビリティが集結。

BMW i

　持続可能なパーソナルモビリティへのニーズに対するBMWの新しい回答が「BMW i」プロジェクトだ。BMW iは、電気パワートレインを軸とするモビリティと、それに関わるサービスを提供するプレミアムブランド。

　効率的かつダイナミックな走りを実現すべく、電気パワートレイン専用のアルミ製シャシー、軽量なカーボンセルのキャビン、それぞれの独立したユニットを組みあ合わせるという独自のシャシー構造「LifeDriveアーキテクチャ」の採用が大きな特徴だ。会場では「i3コンセプト」「i8コンセプト」両モデルの国内初披露が行われた。

BMW i8 コンセプト

　「i8」は、プラグインシステムを備えるハイブリッドスポーツカー。まるでSF映画に出てきそうな近未来的フォルムで、見るものの感性を強烈に刺激する。Aピラーそのものをドアヒンジとして機能させる個性的なポップアップドアの奥には、2＋2シーターのキャビンが用意される。

　フロントアクスルに電気モーターを、キャビン後方に排気量1.5リッターの直列3気筒ターボエンジンを搭載するハイブリッドユニットは、巧みな制御により最高時速250キロ（リミッター制御）と、静止状態から時速100キロまでの加速4.6秒というダイナミックな走行性能と燃料消費の少ない極めて効率的な走りとを両立する。

　なおバッテリーがフル充電されている状態なら約35キロのフルEV走行が可能。走行中にエンジンをバッテリー充電用の発電機として利用することでEV走行の航続距離を延長するレンジエクステンダー機能も備わっている。ちなみにこのi8、実際に映画「ミッションインポッシブル」最新作の劇中車としても登場する予定だ。