アムステルダムのアーティスト「Parra」がG-SHOCKとコラボ(2/2 ページ)

» 2011年12月07日 18時34分 公開
[吉村哲樹,Business Media 誠]
前のページへ 1|2       

Parra独自の色使いで彩られたG-SHOCKコラボモデル

 このポップアップストアがオープンした12月2日の夜には、Parra本人を招いたレセプションパーティが開かれた。今、世界で最も注目を集めるParraのデザインワークと、世界中のさまざまなカルチャーシーンで支持されるG-SHOCKという、実に興味深いコラボレーションが織りなす世界観に触れてみようと、パーティ当日は多くの関係者や報道陣がBEAMS T HARAJUKUに詰め掛けた。

G-SHOCK

 参加者たちはドリンクを片手に、店内いっぱいに展示されたParraの作品に思い思いに見入っていた。また、発売されたばかりのParraモデルのG-SHOCKを早速その場で購入するG-SHOCKファンも多数見られた。そんな中、Parraは気さくに参加者たちとの歓談やサイン、写真撮影に応じていた。

 Parra本人に、今回のG-SHOCKとのコラボレーションについて直接話を聞いたみた。

──今回のコラボレーションには、どのようなデザインコンセプトで臨んだのでしょうか?

G-SHOCK Parra

Parra 今回、初めて腕時計のデザインに取り組んだのですが、いくつかの課題をクリアする必要がありました。中でも最も悩んだのが、「サイズ」に関する問題です。私はいつも大きなグラフィックを描くのですが、それを小さなサイズの腕時計にどう反映させるか、試行錯誤を繰り返しました。その結果、最終的にたどり着いたのが、シンプルなカラーブロックを配置するという方法でした。つまり、アブストラクトアート的な手法をとったわけです。凝ったグラフィックを描いているわけではありませんが、いつも作品で使っている色を配置したので、私のデザインだとすぐに分かるはずです。

──確かに、Parraさんの作品ではいつもレッド、ブルー、ピンク、オレンジが使われていますね。この象徴的な配色は、いつから使っているのでしょうか?

G-SHOCK

Parra もう6年ほど前からでしょうか。それこそ、初めて作品を制作したころから、これらの色を基本色として好んで使っています。ただ、人によってはこれらの色だけでは子どもっぽい印象を持たれるかもしれませんから、作品によっては黒と白も配置します。黒と白は、主に背景色として使うことが多いですね。

──DW-5600PR-4JRの出来上がりには満足していますか?

Parra もちろん! 特に、1980年代っぽいレトロなスタイルがとても気に入っています。自分自身が若かったころに一世を風靡したG-SHOCKのこのシェイプが、とても好きなんです。でも、機能は私にとっては少し“Too much”かもしれませんね!


 なおDW-5600PR-4JRは、数量限定商品として販売される。本体のほか、Parra本人が同モデルのために書き起こしたオリジナルのサインがあしらわれたスペシャルパッケージが付属する。価格は1万4700円。

G-SHOCK
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.