ランボルギーニ アヴェンタドール、国立競技場を疾走(2/3 ページ)

» 2011年12月02日 16時47分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

エスプレッソを入れている間に1000メートル先に行く

 日本での発表会には、伊アウトモビリ ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン社長兼CEOや研究開発担当ディレクターのマウリツィオ・レジャーニさんらが来日。これは、イタリア・ローマにあるサン・ピエトロ寺院で行われたアヴェンタドールの最初の発表会以来となる力の入れようだ。

アヴェンタドール (画像をクリックすると拡大します)

「ランボルギーニは常に挑戦するメーカー。スーパースポーツカーの新しいマニュフェストにのっとって開発したアヴェンタドールも技術的頂点を目指しており、革新的で妥協をせず、究極であり、実にイタリアンなクルマとなった」(ヴィンケルマンさん)

「アヴェンタドールは競合するスーパースポーツカーより2世代先をいくクルマ。カーボンファイバー製モノコックによる軽量化、量産モデルで初めてとなるプッシュロッドサスペンション、シフト時間50ミリ秒の7速ギア、毎秒5億回の計算により最適な答えを導き出すエンジンマネジメントシステム。過去をすべて否定して、ゼロベースで作り上げた」(レジャーニさん)

アヴェンタドール (画像をクリックすると拡大します)

 アヴェンタドールの最高速度は時速350キロ。しかし、会見で強調されたのは加速性能だった。

「これまでスーパースポーツカーのユーザーが最重要視するのはデザイン、そして最高速度だった。しかしランボルギーニでは今後、最高速度より操作性と加速性能を求める」(ヴィンケルマンさん)

「静止状態から時速100キロまでの加速は2.9秒、これはリモコンでテレビのスイッチを入れる時間と同じ。時速300キロまでは24.5秒、これはiPadを起動するのと同じ。エスプレッソの抽出時間と同じ19秒後には、アヴェンタドールは1000メートル先にいる」(レジャーニさん)

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