全身に光と風を浴びて……満足度が高いベンツ SLK岡崎宏司のクルマ DE トリップ(2/2 ページ)

» 2011年12月02日 15時16分 公開
[岡崎宏司,LUXURY TV]
LUXURY TV
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 SLKは近代的リムーバブルハードトップ(バリオルーフ)の先駆者ですが、ルーフレールにマグネシウムを採用して6キロもの軽量化を図っています。「マジック・スカイコントロール」と名付けられたガラスルーフもまた、非常に魅力的なオプションです。ちなみに、バリオルーフは20秒以内で開閉し、ルーフを閉じたときの快適性はクローズドボディと変わりないレベルです。

クルマ DE トリップ バリオルーフは約20秒で開閉しますが、ロールオーバーバーの内側に出ている透明のスタイリッシュな樹脂パネルが、風の巻き込みを効果的に抑えます
クルマ DE トリップ ヘッドレスト中央に組み込まれたルーバーは「エアスカーフ」と呼ばれるものですが、寒いときのオープン走行などでは、ここから温風が送り出され、首にスカーフを巻いたように暖かくなるという仕掛けです

 試乗報告はSLK200を中心に進めます。SLK200のエンジンは、ターボ過給された1.8リッターの4気筒。184馬力/5250rpmの最高出力と、270ニュートンメートル/1800〜4600rpmの最大トルクを引き出します。トランスミッションは7速ATです。

 この4気筒ターボエンジンについては、すでに高く評価されていますが、SLKとの組み合わせでもむろん答えは同じです。加えて、素晴らしいしつけの7速ATが、その性能を存分に引き出しています。軽量な4気筒は重量バランスをよくし、軽快で、戦闘力の高い身のこなしをも引き出しています。

クルマ DE トリップ 細部にわたる造り込み、精度感の高さは、従来型に較べて2ランク以上上がったという印象です
クルマ DE トリップ 全身に光と風を浴びて……オープンエアモータリングは、ほんとうに気持がいいですよ!

 SLK200を選んだ人の「満足度」に高い点数がつくだろうことは、迷うことなく予想できます。(文&撮影:岡崎宏司)

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