富士重工業は、2011年LAオートショーで新型FRスポーツカーのコンセプトモデル「SUBARU BRZ CONCEPT -STI-」を披露した。パフォーマンスブランド「STI」をモチーフに、テーマである「Pure Handling Delight - 新しい次元の運転する愉しさ」を追求した。
BRZ専用に開発した2リッター水平対向4気筒直噴ガソリンエンジンを可能な限り低く搭載することで、低いエンジンフードと流麗なルーフラインによるスバルらしいスポーツカーを表現した。ボクサーエンジンは、既存のスバル車に対して約120ミリ低く、約240ミリ車体中央よりに配置している。トヨタの直噴技術「D-4S」と組み合わせることで、高出力と高い環境性能の両立も図っている。
ヘキサゴン型のフロントアンダーグリルやホークアイモチーフのヘッドライト、フィン形状のフォグランプなど、一目でスバル車だと分かるデザイン。フロントスポイラーやリアのウイング型スポイラーはSTI製で、ダウンフォースと空力性能を高め、高速走行時の直進安定性とハンドリング性能を向上する。
また、リアフェンダーや大型リアディフューザー、ツインデュアルテールパイプなど、STIの持つパフォーマンスイメージを高めるパーツを装着する。WRX STIでも採用されたカーボンルーフは、一層の軽量化と低重心化に寄与する。
ボディサイズは、4230×1800×1280ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2570ミリ。足元は、横剛性に優れたSTIチューンのサスペンションで固め、軽量18インチアルミホイール(フロントが215/45R18、リアが225/45R18)を履く。
なお、車名からコンセプトの文字が消える「SUBARU BRZ」は、東京モーターショーでワールドプレミア(世界初公開)の予定だ。
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