間違いなく“ポルシェの走り”を楽しめる「カイエンS ハイブリッド」岡崎宏司のクルマ DE トリップ(1/2 ページ)

» 2011年11月09日 08時00分 公開
[岡崎宏司,LUXURY TV]
LUXURY TV

著者紹介:岡崎 宏司(オカザキ コウジ)

1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。

※この記事は、LUXURY TVより転載しています。


 ポルシェのハイブリッドカーはカイエンからスタートしました。フォルクスワーゲンと共同開発したシステムは、トゥアレグと基本構成を共有しています。

クルマ DE トリップ ある日、カイエンS ハイブリッドとMINI Eが,わが家のガレージに並びました。最高の眺めでした

 エンジンは3リッターの直噴V6でスーパーチャージャーと組み合わされ、333馬力の最高出力と440ニュートンメートルの最大トルクを引き出します。これだけでも十分強力ですが、46馬力/300ニュートンメートルのモーターと組み合わせたことで、システム最高出力/最大トルクは、380馬力/580ニュートンメートルにまで引き上げられています。そして、8速ATが組み合わされます。

クルマ DE トリップ 最新のカイエンの外観品質の高さがよく分かると思います

 リアトランクの下に収められた電池は、リチウムイオンではなく、安定した性能とコスト面からニッケル水素が選ばれています。電池の充電状態が良いときの発進は、基本的にモーターで行われますが、滑らかで力強い発進は、電気モーターならではの気持ちのいいものです。とはいっても、蓄電容量の大きくないニッケル水素電池ですから、モーターだけで走れる範囲は限られています。

クルマ DE トリップ ニッケル水素バッテリーは、リア・ラゲージスペースの下に収められています
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