フェンディ、日本でメンズコレクションを本格的に展開

[LUXURY TV]

　2011-12年秋冬コレクションより、ローマを代表するラグジュアリーブランドFENDI（フェンディ）は、日本でメンズコレクションを本格的に展開します。それと同時に、10月15日より有楽町阪急からリニューアルオープンした「阪急 MEN’S TOKYO」3階に、メンズのオンリーブティックを展開しています。

　ビジネススーツでもなく、カジュアルでもない。メイド イン イタリーのクラフツマンシップに裏打ちされた、エレガントな「イタリアンカジュアル シック」を提案し、今までのラグジュアリーブランドに類を見ない、ユニークなポジションの確立を目指します。

　フェンディは、1925年にローマで毛皮工房併設の革小物店として誕生しました。「ローマ帝国」という言葉のとおり、ローマは隆盛を極めた歴史をもつ、権力の象徴です。また、当時は「毛皮」も男性の権力の象徴として用いられていました。この「ローマ」と「毛皮」、2つのルーツをもつフェンディがメンズコレクションを始めることは、ごく自然な流れといえるでしょう。

　フェンディ家3代目のデザイナー、シルヴィア・フェンディさんによる新しいフェンディ メンズコレクションは、レディ トゥ ウエア、バッグ、シューズ、革小物、テキスタイルアクセサリーから成ります。飾り過ぎない洗練されたデザインを基本とし、細かな仕立てのよさとディテールへのこだわりで真のラグジュアリーを表現。パリっとしながらも、それでいて着心地がよいことが重視されています。

　今回の本格展開にあたり、フェンディ グループ チェアマン兼CEOのマイケル・バークさんは、以下のようにコメントしています。「すでにわれわれはレディース市場において、確固たるポジションを確立しています。そして今、メンズ市場に参入する好機であり、積極的な事業の拡大がレディース市場とメンズ市場、双方の成長にとってプラスの相乗効果をもたらすと考えます」