トヨタ自動車は、ハイブリッドセダン「SAI」を一部改良し、11月1日に発売する。植物由来のエコプラスチックの使用比率を拡大したほか、燃費も向上した。価格は338万円〜437万円。
今回のマイナーチェンジでは、エンジンの制御を改良することで、燃費が従来型比+1キロとなるリッター24キロに向上した。また、サスペンションやショックアブソーバーの改良により乗り心地も改善。ほかにも、ボディカラーにグレーメタリックを追加したり、歩行者に接近を知らせる車両接近通報装置を全車で標準装備としたりした。
新しいSAIのシート表皮やフロアカーペットには、さとうきび由来のバイオ原料を使ったバイオPETから作った新エコプラスチックを採用する。新素材では、耐熱性、耐久性、耐伸縮性などの面で性能が飛躍的に向上し、従来のエコプラスチックでは適用困難だった内装部品にも適用が可能になった。これにより、内装部品の表面積全体の約80%がエコプラスチック製となる。
エコプラスチックは、大気中のCO2を吸収しながら生長した植物を原料とするため、従来の石油系プラスチックと比べると製造から廃棄までのライフサイクルにおけるCO2排出量を抑制できる。同社では、今後も適用部位拡大につながる技術開発、実用化を積極的に推進するとしている。
グレード | 価格 |
---|---|
S “Lセレクション” | 338万円 |
S | 347万円 |
S “ツーリングセレクション” | 379万円 |
G | 370万円 |
G “ツーリングセレクション” | 398万円 |
G “Aパッケージ” | 409万円 |
G “ツーリングセレクション・Aパッケージ” | 437万円 |
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