ボルボ・カーズ・ジャパンは、ステーションワゴン「V70」、クロスオーバーSUV「XC70」、セダン「S80」に低速走行時の追突を自動的に回避、軽減するブレーキシステム「CITY SAFETY」を標準装備した。すでに標準搭載しているS60、V60、XC60と合わせ、全11車種中6車種での対応となる。
CITY SAFETYは、時速30キロ以下の低速走行時に追突事故を防止するための自動ブレーキシステム。赤外線レーザーを使い、約6メートル前方を常時監視している。このほか、レーダーセンサーとカメラの組み合わせにより歩行者や車両を検知し、自動ブレーキをかけて衝突を回避する「ヒューマン・セーフティ」などを含む「セーフティ・パッケージ」をS80とV70の一部のグレードで標準装備で、そのほかのグレードでオプション装備(25万円)で提供する。
さらに、ステアリングホイールに装着されたコントローラーでナビゲーションシステムなどを操作できる新型ドライバーコントロールインタフェース「Volvo Sensus(ボルボ・センサス)」を導入。これによりダッシュボードデザインが一新され、全車に7インチワイドモニターを採用したほか、Bluetooth接続による携帯電話のハンズフリー通話や音楽プレイヤーの再生が可能になった。
V70の価格は、V70 DRIVeが449万円、V70 T5 SEが499万円、V70 T6 AWD TEが699万円。DRIVeモデルは、1.6リッターエンジンの改良により燃費がリッター12.2キロから13.2キロ(10・15モード)に改善された。また、XC70 T6 AWD SEは629万円、S80 T6 AWD TEは699万円。
ボルボでは、2020年までに「新しいボルボ車で死亡したり、重症を負ったりする人をゼロにする」という中期的な目標“ビジョン2020”を掲げている。
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