JC08モードでリッター30キロを実現した「ミラ e:S」

[岡田大助，Business Media 誠]

　ダイハツ工業は9月20日、新型軽乗用車「ミラ e:S（イース）」を発売した。エコ＆スマートをコンセプトに、リッター30キロという燃費を実現した。価格は79万5000円〜122万円。

　イースでは「e:Sテクノロジー（Energy Saving Technology）」を掲げ、パワートレーンや車両の進化、エネルギーマネジメントの改善を実施。2WDモデルでリッター30キロ（JC08モード）、4WDモデルで同27キロという燃費を実現した。

　パワートレーンでは、燃料の圧縮比を10.8から11.3に高めて燃焼効率の向上を図ったほか、エンジン細部にわたる改善を積み重ねてエネルギーロスを低減を実現。CVTも見直し動力伝達効率を向上した。

　ボディでは、シェルボディの骨格合理化により約30キロの軽量化を達成。インストルメントパネルやドアトリムといった樹脂部品の薄肉化や、アイドリングストップ用CVTユニットの軽量化およびCVTケースの薄肉化などを行っている。

　さらに、アイドリングストップ機能「eco IDLE」に、停車前アイドリングストップ機能を追加した。これは、ブレーキをかけ、車速が時速7キロ以下になるとエンジンを停止するもので、同社によれば「ガソリンエンジンのCVT車としては世界初」とのこと。このほか、減速エネルギー回生システムも搭載する。

　ボディサイズは3395×1475×1500ミリ（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2455ミリ、車両重量は730キロ（4WDモデルは790キロ）、乗車定員は4人。2WDモデルで4グレード、4WDモデルで2グレードを展開する。

ミラ e:Sのグレードと価格

グレード	駆動方式	価格
D	2WD	79万5000円
L		89万5000円
X		99万5000円
G		112万円
Xf	4WD	109万5000円
Gf		122万円