偉大なギターブランドへのリスペクト、ロックな「ビートル フェンダー」

» 2011年09月19日 15時57分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 独フォルクスワーゲンは、フランクフルトモーターショーにコンセプトカー「ビートル フェンダー」を出展した。ギターやアンプを展開するフェンダーへのトリビュートモデルだ。

VW ビートル フェンダー(画像をクリックすると拡大します)

 艶と輝きのある黒いボディに、明るい赤がアクセントに取り入れられたビートルフェンダー。このカラーリングは、フォルクスワーゲン デザインが特別にカスタマイズしたエレキギター「フェンダー テレキャスター」にも採用される。

 ドアミラーハウジングやドアハンドル、サイドウインドウ下のトリムストラップ、サイドシルのアクセント、VWバッジ、エキゾーストの2本のテールパイプなどはクローム仕上げ。足元には19インチアルミホイールを履き、リアのトレッドが左右10ミリずつ(合計20ミリ)広げられた。また、地上高も通常のビートルに比べて30ミリ低くなっている。

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 インテリアでは、ダッシュパッドにツートンのウッドデザインパターン「サンバースト」を採用。フェンダーのギターの多くに採用されてきたカラーリングだ。

 また、真空管式の補助アンプを備えたフェンダーサウンドシステムを搭載。トランク内に設置した特別なソケットにエレキギターをつないで演奏することも可能だ。そのサウンドは、同じくトランク内に置かれたサブウーファーから奏でられるという。

 カーナビゲーションシステムのスイッチやエアコンのコントロール類は、ギターやベースのアンプで使われてきたものをイメージするメタリックカラーに仕上げた。このほか、DSGギアシフトレバーの右側にピックホルダーを設置。ビートルの外形がプリントされた3枚のピックが置かれている。

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 ビートルフェンダーはコンセプトカーだが、フェンダーサウンドシステムはオプション装備としてオーダーできる。このオプションには、レッド、ホワイト、ブルーの光によるアンビエンスライティング(環境照明)が含まれる。また、ドアに装着されるラウドスピーカー周辺にもライトの輪が設置される。

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