JINS Golfは、プロゴルファーの宮本勝昌氏と共同で開発したゴルファーのためのサングラスだ。7月21日に、7990円で発売する(度入りレンズへの交換費用は1万2000円)。男性向けのLサイズと、女性向けのMサイズ、それぞれ4色を展開する。
これまでサングラスを着用してこなかったという宮本プロに、試作段階から意見を求め、プロゴルファーの生の声をフィードバックしたアイウエア。グリーンの起伏や芝目が読みやすくなるレンズカラー、前傾姿勢が重要なゴルフのフォームを想定して通常より2度深く角度を付けたレンズ傾斜、体をねじるスイング中の視界を遮らない形状などを追求した。
記者発表会にゲストとして登場した宮本プロは、「実際に試合でも使ってみたが、曇りでも明るく、ボールがよくみえる。何でなのか分からないけれど、パッティングラインの読み違いが減るので、アマチュアゴルファーでもスコアが2、3よくなる……かも。個人的には黒が好きだが、赤もかっこいいと思う。石川遼くんとカブるのでちょっと困るけど」とコメントした。
なお、フレームもレンズも透明なJINS Clearは、キャディの目を紫外線から守るために開発がスタートしたという。太平洋クラブ御殿場コースで導入が始まっているほか、全国のゴルフ場から引き合いがあるという。価格は7990円、ハーフリムとフルリムの2種類、サイズはMとLを用意する。
ランニング専用アイウエア JINS Runは、ファッションモデルの相沢紗世さんがデザインを監修。特にこだわったポイントは、軽量さとカラーバリエーションだという。
JINS Runは、極限までのスリム化やランニング中にずれないフィット感を追求したサングラス。女性ランナーの増加により、ウエアやシューズではファッション性の高いアイテムが充実してきたが、ランニング用サングラスは初心者が手を出しにくい商品だったという。
レンズは、可視光線のブルー領域だけでなくイエロー領域の光まで抑えるハイコントラスト仕様。鮮明に見えつつも、まぶしさを軽減し、長時間のランニングでも疲れにくくなるという。
発表会に登場した相沢さんは、「軽量で、とてもフィット感がよい。フレームは色のバランスがとてもよく、かわいらしい。ファッションを楽しみながら、もっとスポーツをしてほしい」とコメントした。
JINS Runは、7990円で10月に発売(度付きレンズへの交換費用は1万2000円)。男性向けのLサイズ、女性向けのMサイズ、それぞれ4色を展開する。
JINS Cycleは、1520万人まで増加したサイクリング人口を背景に開発したアイウエア。異物が目に入ることを防ぐだけでなく、アイウエア周りの空気の流れにもこだわったという。
フレームにエア・インレットとエア・アウトレットを設け、レンズが曇らないための通気性を確保。自転車特有の前傾姿勢でも視界を遮らない形状にした。また、着脱のしやすいストレートテンプルや可変式ノーズパッドには、汗などでずれにくいノンスリップラバーを採用している。
JINS Cycleの価格は7990円。男性向けのLサイズ、女性向けのMサイズそれぞれ4色を展開する。なお、JINSでは日本自転車競技連盟(JCF)とオフィシャルスポンサー契約を結び、自転車日本代表チームをサポートしていく。
田中仁社長は、「AirFrameの累積販売本数が170万本になり、単一のアイウエアブランドとしては国内ナンバーワンとなった。大手ブランドもJINSのやり方を後追いしており、われわれがメガネ業界のスタンダードだ」とコメントする。
現在、メガネ業界の市場規模は4000億円程度。10年前に比べて2000億円程度、縮小傾向にあるという。「市場の縮小は価格破壊に原因があるといわれるが、これは間違い。適正な価格でメガネを販売することで、1人当たりの所有本数が増加し、結果として市場規模は拡大する」というのが同氏の持論だ。
「ネクスト・スタンダードもJINSが作る。機能性アイウエアはその第一歩。機能性革命によって、1億2000万人のアイウエアユーザーのライフスタイルを豊かに、便利にする。縮小する業界でもやり方次第で市場は拡大できる。1兆円市場を創出する」(田中氏)
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