リューズスイッチを備えたクロノグラフ「EDIFICE EQW-A1000」

» 2011年04月27日 23時49分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 カシオ計算機は、メタル腕時計「EDIFICE」から電子式リューズスイッチを備えるクロノグラフ「EQW-A1000」3モデルを8月31日に発売する。3月にスイスで開催されたバーゼルワールド2011で発表したモデルだ。価格は5万2500円〜6万5100円。

EQW-A1000EQW-A1000EQW-A1000 「EQW-A1000DB」「EQW-A1000DC」「EQW-A1000B」(出典:カシオ計算機)

 EQW-A1000では、1/20秒計測が可能なストップウオッチ機能を搭載。8時位置にワンプッシュでラップタイム計測モードになる専用ボタンが装備され、5本分のラップタイムとファステストラップを確認できる。

 2層構造の文字盤にモード表示やラップ数表示を行う大型ディスク針を組み合わせたメカニカルなデザインが特徴的。3時位置の小窓は、ストップウオッチの停止時には赤、スプリットタイム計測時には青といった具合にモータースポーツのシグナルに見立てて表示する。

 ラインアップは、シルバーメタルバンドの「EQW-A1000DB」(5万7750円)、ケースとバンドがブラックIP処理された「EQW-A1000DC」(6万5100円)、タイヤのトレッドパターンをイメージするラバーバンドの「EQW-A1000B」(5万2500円)の3種類だ。

 防水性能は10気圧防水、世界6局の標準電波を受信する「マルチバンド6」、世界29都市対応のワールドタイム、ソーラー充電システム「タフソーラー」などの機能を備える。サイズは51.6×46.9×14.3ミリ(縦×横×厚さ)で重さは約193グラム。

EDIFICEブランドでSmart Accessに初対応

 EDIFICEブランドにもSmart Accessテクノロジーが採用された。これは、同社の「OCEANUS OCW-T1000」で初めて採用された技術で電子式リューズスイッチと5つの駆動用モーターを配置する「5-Motor Drive」からなる。

 電子式リューズスイッチは、「押す」「引く」「回す」といった操作ができる。特に「回す」では、非接触型の磁気センサーによりリューズの回転方向を読み取っている。これにより、腕時計の機能切り替えや設定が直感的に行えるようになった。EQW-A1000では、耐久性を向上するためにねじ込み式リューズになっている。

 一方、5-Motor Driveはセンターにある時針、分針、秒針、大型ディスク針のほか、日付表示用に3時位置に配した日車にそれぞれ専用のモーターを接続する。これにより、各針が相互に干渉することなく独立して運針可能になり、機能の切り替え時の待ち時間が短縮される。

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