スバルの「Eyesight」、緊急停止体験でぶつかることもあるって本当?車は乗らなきゃ分からないことだらけ(1/3 ページ)

» 2011年01月26日 08時00分 公開
[popo柿澤,Business Media 誠]
誠ブログ

 新型Eyesightが発売され半年強。今ではLEGACY(レガシー)を購入する半数以上の方がEyesightを選択するほどの人気ぶり。一方、体験試乗に訪れた方の話を聞くと「緊急停止(プリクラッシュブレーキ)体験時にぶつかった」という声を良く耳にする。果たして噂は本当なのか? 真実を確認するために、近くのディーラーに足を運んでみた。

体感してEyesightの凄さを知る

 恥ずかしながら、Eyesightが発売されて半年以上が経過するというのに、まだ体感したことのなかった私……。とりあえず、Eyesight装着車の試乗をお願いして体験してみることにした。

 まずは、お決まりのプリクラッシュブレーキの体験。私が体験したときは、問題なく停止した。結構ギリギリまでブレーキがきかないのでちょっと焦ったが、衝突20センチ手前くらいで車は止まった。

popo柿澤

 次に、先導車を用意してクルーズコントロールの体験をさせてもらった。クルーズコントロールの最高速度をセットし、追従を開始。前方の車が加速するとそれにあわせて、セットした速度まで加速。前車が減速すれば減速する。

 ここまでは普通のレーダー付きクルーズコントロールと同じ。しかし、ここからが凄い! 前車が停止すると、こちらも停止する。しかも、停止動作が凄くスムーズ。普通の人が丁寧に車を停止させるよりもスムーズに車が停止する。

 今までのクルーズコントロールは最低速度が設定されており、例えば最低速度が時速40キロの場合、前車がそれより速度を落としたときには制御が解除されるので、ブレーキ操作は運転者が行わなければならない。しかし、Eyesightは停止作業まで行ってくれる。

 これまでクルーズコントロールは、高速道路の渋滞で発生するノロノロ運転時は使い物にならなかった。しかし、Eyesightはノロノロ運転時にも車を制御。この機能さえあれば、渋滞が面倒でなくなるかもしれない。「これが、売れている要因か!」と、体感してみて分かった。正直、自分の車にも欲しい機能だ。

 ちなみに、今回は安全のため先導車をディーラーで用意し体感させてくれたが、メーカーとしてはこの機能を一般道で使うことを推奨していない。あくまで高速度道路での利用を推奨している。

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