英ホンダモーターヨーロッパは、伊ミラノで開催された「EICMA 2010(ミラノショー)」に出展したコンセプトバイク「V4クロスツアラーコンセプト」「ニューミッドコンセプト」や欧州での市販予定車を発表した。
V4クロスツアラーコンセプトは、国内でも7月に発売された大型スポーツツアラー「VFR1200F Dual Clutch Transmission」のエンジンをベースにした1200ccV型4気筒エンジンを搭載。「VFR1200Fに続き、新たにHondaのV4エンジンの可能性を広げるモデル」と位置付けている。
一方、ニューミッドコンセプトは、ロードスポーツとスクーターの融合を狙ったモデル。デュアルクラッチトランスミッションを搭載するほか、17インチホイールを装備する足回りには、路面追従性を高めるプロリンクリアサスペンションを装備。スポーツ性と利便性をあわせ持つ「新たなモーターサイクルの方向性を提案するコンセプトモデル」とのことだ。
「クロスランナー」は800cc水冷4ストロークV型4気筒エンジンを搭載。アドベンチャーモデルの要素を取り入れつつ、乗車姿勢をアップライトにすることで快適性を追求した。郊外への長距離ツーリングなどを想定する。
600ccロードスポーツモデル「CBR600F」はスタイリングを変更。1眼ヘッドライトにレイヤー状のカウリングデザインを採用した。
2007年に欧州で販売をはじめた300ccスクーター「SH300i」もデザインを一新。リアタイヤにラジアルタイヤを採用したほか、フレームやサスペンションの剛性を最適化して高速走行時の安定性やコントロール性を高めた。
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