出国審査を終えたあとのエリアには、「TOKYO SHOW CASE」をテーマにした大型免税店やブランドブティック(11店舗)などが並ぶ。そのうちのいくつかは、日本初出店だ。フードコートやバーなどのダイニング施設も充実している。もちろんバリアフリーの設計思想はすべてに貫かれ、搭乗ゲートまでも上下の移動は必要ない。
発着する航空機は、105〜114番まで計10の固定スポットと、さらに10あるオープンスポットを利用する。エアラインごとにスポットが決まっているわけではなさそうなので、利用する便のゲート番号はきちんと確認しておく必要があるだろう。左右に大きく羽を広げたようなコンコースなので、ゲートを間違えると、引き返すのが大変そうだから。なお、固定の107番スポットは、“空飛ぶホテル”の異名をもつエアバスのオール2階建て巨人機A380にも対応している。
ちなみに、到着フロアは2階で、こちらは「大地」をテーマに設計された。到着した乗客はボーディングブリッジからエスカレーターで2階に移動。そこからは一切の上下移動なしに検疫や入国審査、バゲージクレーム、税関などを通過できる。
到着口周辺には出迎えの人が集まるのに十分なスペースが確保され、宅配便の受付カウンターや両替所、観光案内所、リフレッシュルーム、飲食店などの施設を配置。もちろん都心などへのアクセスも分かりやすく案内されている。
羽田空港はいよいよ10月31日より、32年ぶりに国際定期便が就航する。昼間の時間帯は東アジア方面へ、深夜・早朝時間帯には北米、欧州、東南アジアへ。到着フロアでは、国際線から国内線への乗り継ぎだけではなく、羽田からほかの国へ向かう人たちが接続を間違えないよう国際線乗り継ぎのためのスムーズな動線も確保された。
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