アップルコンピュータのMacBookだが、もうみんなMacを買えばいいと思う――Apple純正「Boot Camp」をさっそく試したやショック……Boot Campで分かった「Windows XP vs Mac OS X」対決の衝撃的な結末とは?の記事にもあるように、アップル純正のBoot Campを使うことでさまざまなOSを共存させることができる。そこで、6月8日に一般公開されたばかりの次期WindowsのVista β2を導入してみた。なお、Boot CampとWindows Vista β2ともにβプログラムなので、自己責任のもと使用してほしい。
Windows Vista β2の最低動作環境 | |
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CPU | 800MHz以上の32/64ビットCPU |
メモリ | 512Mバイト |
HDD | 20Gバイト(15Gバイトの空き容量) |
光学ドライブ | DVDドライブ |
画面解像度 | 800×600ドット |
さて、MacBookにBoot Campをインストールする手順は先の記事を見てもらうとして、ここではWindows Vista β2の入手と準備方法をまとめよう。
まずはマイクロソフトが公開している「Windows Vista カスタマ プレビュー プログラム」から、Windows Vista β2のISOファイルをダウンロードする。ダウンロードにはWindows Live IDが必須なので、IDを持っていない場合は事前に登録しておく。
IDを登録すると確認メールが送られ、確認作業が終わるとプロダクトキーとともに各国語版のダウンロードサイトのリンクがメールで届く仕組みだ。なお、1つのプロダクトキーで最大10台までのPCに、β2プログラムの導入とアクティブ化が行える。
今回提供されたWindows Vistaは、32ビットおよび64ビットの日本語/ドイツ語/英語版で、Tablet PCやMedia Center機能を含んだUltimete Editionのみとなる。もともと技術者や開発者向けのテスト用として公開されたものだ。
ISOファイルの容量は32ビット版で約3.5Gバイト、64ビット版で4.4Gバイトと巨大。別途「Windows Vista ベータ 2 および RC1 の DVD キットを注文する」ことも可能だが、有償(送料税込み1980円)となるほかβ2のDVDキットが6月下旬以降の配送となっているため(RC1は“今年後半に提供できる状態になったときに送付いたします”とのこと)、ブロードバンド環境があるならばダウンロードにチャレンジしよう。幸い、ダウンロードページにはAkamai Download Managerが用意されている。
ISOファイルのダウンロードが終わったら、手持ちのライティングソフトでDVDメディアに書き込もう。メディアが作成できたら、前準備は完了だ。ちなみに、β2の試用期限は2007年6月1日までとなっている。
作成したVista β2のDVD-ROMはブートが可能だ。したがって、Vistaのインストール自体は、前述の記事で紹介したWindows XPの時とまったく変わらない。「Boot Campアシスタント」の起動、「Macintosh Dreivers CD」の作成、インストール用パーティションの作成、インストールの開始という段取りだ。ちなみに、Windows Vista β2からはWindows XPからのアップグレードインストールが行えるようになった。
すでにBoot Campでパーティションを分割している場合は、Boot Campアシスタントを使ってボリュームを復元したのちに再分割するか、Boot CampでWindowsなどに割り振った領域をパーティション作成ソフトなどを使って、Vista用のパーティションを確保するという手もある(Mac OSも消去してVistaオンリーにもできなくはないが、実用的ではない)。ただ、後者の場合はVistaインストール時に199MバイトほどのEFI領域を事前に削除する必要がある。
あとは画面の指示に従って導入作業を行うだけだ。Vista自体のインストールは冒頭でプロダクトキーを入力し、パーティションを指定する以外、ほぼ自動で終わる。
数回再起動した後、ユーザー名やパスワード、デスクトップの画面、日付や時刻などを選択すると、晴れてVistaのデスクトップ画面が現れる。
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