轟音をアイデンティティとする大人買いPC。そのケースファンをフル稼働させることにしたわけだが、狭い部屋では動作音がやかましすぎる。当初より分かっていたことだが、やはりがまんできない。
言いなりになってたまるか。
ケースファンを使わず熱がこもらないような工夫をすればいいわけだ。ふと見渡すと、いつの日か購入した小型扇風機が目に入った。サイドパネルを解放し、直接これで風を当てて冷やすことにればいいのではないだろうか。
扇風機の風量を最大にしても、動作音はたいしたことない。これで、心おきなく轟音ファンを止めることができるといえよう。見た目のおバカさはかなり増えたが、それも轟音の拷問に比べれば些細なことだ。なお朝起きた後など、PCを起動しても扇風機の電源を入れるのを忘れて、肝を冷やすことも何度かあった。ヤツもそのような隙を狙っているに違いない。
もちろんサイドパネルを解放することによるデメリットはある。まず、通常よりもほこりが進入しやすくなってしまうこと。CPUファン周りにすぐほこりがまとわりつくのが分かる。これは、都度ブロワーで吹き飛ばすことにするわけだが、逆に開けっぱなしですぐ気がつくため、ふとケースを開けてみると“ほこりびっしり”ということにもなっていない、とポジティブに考えたい。
次に、CPUファンやHDDの動作音がダイレクトに聞こえること。パネル越しなら気にならなくても解放していると、きぃーんといった高音がやや耳障りに感じるようになる。
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