Research in Motion(RIM)とNTPの特許訴訟でBlackBerryの禁止命令が出される公算が高まったことを受け、調査会社のGartnerはユーザーに対し、BlackBerryの導入は見合わせた方がいいと勧告した。
米連邦地裁は11月30日、訴訟の進行差し止めを求めたRIMの請求を退けるとともに、3月に発表されたRIMとNTPの和解合意も無効だと認定した。
この決定から判断して、RIMがNTPとの和解にこぎつけない限り、裁判所は米国内でのRIMの業務を実質的に停止させる禁止命令を言い渡す公算が強いとGartnerは指摘。ただ、両社の間で3週間以内に和解合意が成立するとの見方も示している。
もし和解が成立しない場合でも、RIMは「回避策」を導入すると表明しているが、具体的な内容が公開されていないことからこれは非常に問題があるとGartner。
こうした分析に基づきGartnerは、RIMの法的立場がはっきりするまで、ミッションクリティカルなBlackBerryの導入およびプラットフォームへの投資は見合わせた方がいいと勧告。RIMに対して回避策の具体的内容公表を要求するよう呼び掛けている。
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