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4〜6月期の携帯電話販売、日本を除く各地で増大

» 2005年08月26日 07時52分 公開
[ITmedia]

 調査会社Gartnerが8月25日発表した統計によれば、4〜6月期に世界で販売された携帯電話は1億9050万台となり、前年同期から21.6%増加した。前年同期に比べて日本で小幅な減少となったほかは、全地域で需要が伸びた。

 日本では4〜6月期の販売台数が1000万台に達したが、前年同期の1060万台に比べると減少した。音楽プレーヤーやフル機能のWebブラウザが買い換え需要促進の一助とはなったが、市場全体の業績を前年並みに押し上げるには至らなかったと、同社アナリストは分析している。

 世界シェアは首位のNokiaが31.9%、2位のMotorolaが17.9%とそれぞれ前年比で拡大、この2社で全体のほぼ半分を占めた。次いで Samsung(12.8%)、LG(6.5%)、 Sony Ericsson(6.2%)、 Siemens(4.7%)の順。

 NokiaはVirgin Mobileの立ち上げによってCDMA携帯での遅れを挽回する形となり、ラテンアメリカで首位を奪還、北米では3位に進出した。Motorolaは北米で33.5%のシェアを確保して首位、西欧でも前年の5位から2位へとランクを上げている。

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