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ボーダフォンが監理ポストに 上場廃止へ

» 2005年05月13日 17時20分 公開
[ITmedia]

 ボーダフォンは5月13日、東京証券取引所と大阪証券取引所が同日付で同社を監理ポストに割り当てたと発表した。Vodafoneグループが保有する同社株式数が90%を超え、上場廃止基準に該当するため。6月下旬以降に整理ポストに割り当てられる見通しで、割り当てから1カ月後に上場廃止となる。

 昨年6月に英Vodafone100%子会社のオランダVodafone International Holdingsが実施した公開買い付けにより、Vodafoneグループの持株比率が96.08%に上昇。また同年10月に旧ボーダフォンと合併した結果、グループの持株比率は97.68%になっていた。

 6月下旬の有価証券報告書の提出後に整理ポストに割り当てられる見通し。整理ポスト割り当てから1カ月後に上場廃止となる。上場廃止までは証券取引所を通じて株式を売買できる。ボーダフォンは上場廃止後、株式を買い受ける予定はないとしている。

 東証の基準では、大株主の上位10人と役員の所有株式と自社所有株式数の合計(少数特定者持株数)が、上場株式数の90%を超えた場合は上場廃止となる。

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