写真で解説する「910SH」(1/2 ページ)

» 2006年09月29日 02時03分 公開
[園部修,ITmedia]

 今回発表された13機種の新モデルの中でも、特に突出したスペックを誇るのがシャープ製のハイエンド端末「910SH」だ。既報のとおり、ディスプレイにはVGAのモバイルASV液晶を採用し、国内向けの携帯電話としては初の光学3倍ズームレンズを装備した5メガピクセルのCCDカメラを搭載している。ただし国際ローミングには対応しておらず、日本国内専用モデルとなっている。

 ボディは回転2軸型で、外観はVGA液晶を搭載した「904SH」よりも、その前モデル「903SH」に近いスクエアなデザインだ。ダイヤルキー側のボディ(下ケース)は、光学3倍ズームを搭載するためにヒンジ側がずいぶん分厚くなっているが、デザイン的にうまく処理されていることもありそれほど厚さは感じない。

PhotoPhoto 背面のサブディスプレイは904SHの1行表示モノクロ液晶から2行表示のカラー液晶に変更されている。裏面は光学3倍ズームを搭載したカメラユニット部が大きく出っ張っている。外観はカメラを意識したデザインになっている
PhotoPhoto ヒンジ部に赤外線通信ポートを備える。ストラップホールがあるのもこちら側。下部には903SH や904SHと同様に充電用の端子がある
PhotoPhoto 左側面にはmicroSDカードスロットと、シャープ端末にはおなじみの平型イヤフォン/ビデオ出力端子を備える。右側面にはカメラとしての使い勝手を考慮した大型のシャッターボタンやズーム倍率の変更に使える左右キー、クリアボタンを用意するほか、Menuキーと新サービス「サークルトーク」を起動するためのキーもある

 スペック上のボディの厚さは、904SHの28ミリより薄い24ミリを実現している。ただし、この数値は突起部をのぞいたもので、カメラ部の厚さを比べるとほぼ同等だ。とはいえズーム倍率が2倍から3倍になっているのに同じ厚さを実現しているところはさすがといえる。

 ダイヤルキー部は縦に4つずつキーが連なったフレームレスタイプ。904SHと操作感はほぼ同等だが、縦方向にキーが大きくなったことで若干押しやすくなっている。

PhotoPhoto カメラ部はデザイン的に処理されているものの、やはり相当出っ張っている。ただし段差があるため誤ってレンズに指をかけてしまう心配はない。撮影補助用LEDはレンズの横に移動したため、横位置撮影時に背後に陰が出にくくなった。FeliCaも搭載する。ヒンジを回転させると自動的にカメラが起動する機能も健在だ
PhotoPhoto 904SHや905SHと同様、ダイヤルキーは背面から青色LEDの光を透過さる。十字キーと決定キーはメタリックな仕上げを採用しており高級感を醸し出す。スピーチマークは「Y!」ロゴに変わっている
VGA液晶を搭載した光学2倍ズームの904SHと並べてみた。サイズは910SHの方が若干小さい

 サブディスプレイは2行全角8.5文字表示に対応したカラー液晶で、時計のほか、電波状態やバッテリー残量、世界時計、日付などが表示できる。もちろん着信などの確認も可能だ。

PhotoPhotoPhoto サブディスプレイは透過型のカラー液晶で、ディスプレイ横のキーを押すと点灯させられるほか、キーを押すごとに表示を時計のみにしたり、世界時計表示にしたり、日付を表示したりできる

 なお、910SHはFeliCaを搭載しており、各種電子決済に対応可能なほか、モバイルSuicaにも対応予定だ。ただし904SHに搭載されていた6軸センサーやGPSは搭載していない。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年