ワンセグ機能の進化点は、連続視聴時間が3時間45分から4時間15分に延びたことと、外部メモリへの録画に対応したことだ。その他のワンセグ周りの基本機能は、W41Hから大きく変わっていない。
連続視聴時間は4時間15分を実現。ボーダフォン端末「905SH」(AQUOSケータイ)が“後出しジャンケン”の利を生かして4時間を実現していたが、W43Hはそれを15分上回る。これはチップの省電力化によるもので、バッテリー自体はW41Hと同じものを使っている。
連続視聴時間の延長はAQUOSケータイを意識したかに見えるが、説明員によれば「技術開発の過程で生まれたごく自然な結果」だという。
AQUOSケータイ同様、外部メモリへの録画機能も搭載した。テレビ番組は、512MバイトのmicroSDカード利用時なら最大2時間40分録画できる。512Mバイトより容量の大きなmicroSDカードを使用した場合については、「開発段階で512Mバイトが最大容量だっったため、まだ動作確認が取れていない」という。ただし、大容量のmicroSDカードを使っても、1ファイルあたりの最大録画時間は2時間40分で、それを超えると録画はいったん終了する。そのため続けて録画する場合は再度、録画操作をする必要がある。ちなみにauのワンセグ携帯「W43SA」の最大録画時間は2GバイトのmicroSDカード利用時で最大10時間だ。AQUOSケータイでは1GバイトのminiSDカードに約5時間50分を録画ができる。
テレビ視聴中に着信して番組が中断しても終了後に中断したところから続きを見られる「タイムシフト再生」や番組のシーンを静止画として保存する「画面キャプチャ」機能、「字幕」機能、「視聴エリアオート設定機能」などの機能は、前モデルから引き続き搭載している。なお、メイン液晶のサイズは前モデルの2.7インチから2.6インチに変更された。
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