携帯電話サービスに新規参入するアイピーモバイルは7月28日、今年10月に予定していたサービス開始を来年春に延期すると発表した。
同社はTD-CDMA方式を採用したデータ通信サービスを計画。当初は5MHz分の帯域を使う予定だったが、3GPPで標準化された10MHz帯域を使用するシステムを導入するのに伴い延期を決めたという。
5MHz帯域システムでは下り最大5.2Mbps/上り最大848Kbpsだったが、新システムでは倍の11Mbps/1.7Mbpsに高速化するとしている。今後も高速化を進め、22.1Mbps/2.64Mbpsとなるシステムの導入も予定しているという。
サービス開始に向け、CSKグループなどが引き受けた40.5億円の増資払い込みが完了。増資後の資本金・資本準備金の合計は53.75億円になった。
また、ロッテリアの経営支援などで知られるリヴァンプと提携し、同社代表パートナーでデル前社長の浜田宏氏が取締役に就任する。
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