ドコモが発表した「M702iG」と「M702iS」は、端末メーカーとしては世界で第2位のシェアを持つ米Motorola製の端末だ。Motorola製のFOMAというと、ビジネス向けの「M1000」や、HSDPA対応のカード型端末「M2501 HIGH-SPEED」などがすでに発表されているが、今回発表された2モデルは、コンシューマーをターゲットにした70xシリーズのラインアップに加わる端末で、iモードにも対応している。
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最大の特徴は、世界的に人気の高い「RAZR」シリーズをベースに開発された極薄の端末であることだ。スリムなボディにシートキーを搭載した独特のデザインを採用している。
M702iGは、W-CDMAとGSM(900/1800/1900MHz)、GPRSの各ネットワークで利用できる、70xシリーズでは初の国際ローミング対応端末となっているのも特徴だ。ネットワークの自動切替機能を持ち、海外などでも面倒な設定変更をすることなく利用できる。
iモードやiモードメール、iチャネルの各サービスは海外でも受けられ、国際ローミング中は国際アクセス番号や国番号を自動付加するダイヤルアシスト機能も利用可能だ。このほか自動時刻補正機能や自動時差補正機能も用意する。
またBluetoothを搭載しており、ハンズフリーでの通話や、PCなどとのデータ交換も行える。英文の予測変換機能やオートスペース入力、オート大文字変換機能を装備しており、英文の作成に強いのもユニークだ。英和4万語、和英3万7000語、国語4万2000語の電子辞書を搭載しており、単語の意味を調べたりも簡単にできる。ボディカラーはボルドーパープルとスパークリングホワイトの2色を用意した。
なお、同時に発表されたM702iSは、W-CDMAのみに対応したモデル。3Gの国際ローミングに対応している。2.2インチのQVGAディスプレイを搭載する点はM702iGと共通だが、カメラは130万画素で、ボディ外装にアルミを採用し、より薄く、軽くなっている。
機種名 | M702iG | M702iS |
---|---|---|
サイズ(幅×高さ×厚み) | 53×101×19.8ミリ | 53×102.9×14.9ミリ |
重さ | 125グラム | 105グラム |
連続通話時間 | 110分(GSM:約150分) | 115分(テレビ電話:85分) |
連続待受時間 | 330時間(静止時)、約140時間(移動時)、GSM:約200時間) | 345時間(静止時)、移動時未定 |
アウトカメラ | 有効200万画素CMOS | 有効130万画素CMOS |
インカメラ | 有効10万画素CMOS | 有効10万画素CMOS |
外部メモリ | microSD(別売) | microSD(別売) |
メインディスプレイ | 2.2インチQVGA | 2.2インチQVGA |
サブディスプレイ | 1インチ | 1インチ |
ボディカラー | ボルドーパープル、スパークリングホワイト | Neo black、Hot pink、Cool silver |
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