パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P902iS」のキャッチコピーは、“ワイヤレスミュージックケータイ”。3色ラインアップのベースモデルのほか、ブラック×スモークブラックに初期設定済みのBluetoothヘッドセット(写真)とオリジナルカスタムジャケットを同梱した「ミュージックエディション」も用意する。ベースモデル、ミュージックエディション共に、発売日や実売価格は未定。
P902iSの最大の特徴は、新サービス「着うたフル」に対応したことだ。楽曲を1曲丸ごとダウンロードできるほか、着うたフルフォーマットで提供される、各種音声コンテンツ(ラジオ番組、朗読、お笑いなど)も楽しめる。
製品にはSD-Jukeboxが同梱される。「転送速度など、SD-Audioの音楽機能はP902iから特に変わっていない」(説明員)ということだが、P902iSではSD-Audio対応のダウンロードサイトで購入した楽曲を聴けるようになった。5月11日現在、「moocs」がSD-Audioフォーマットでの楽曲配信に対応している。
なお、着うたフルと、SD-Audioデータを混ぜて再生することはできない。着うたフルは「データBOX」内のミュージックフォルダに、SD-AudioデータはデータBOX内のSDオーディオフォルダに保存される。
P901iSで採用されていた「ドットアニメーション」が復活した。P902iの背面には7×7=計49個の白色LEDが配置され、光のアニメーションが楽しめる。LEDはドットごとに輝度が変えられるようになっており、P901iSに比べ、より複雑な表現ができるようになったのがポイント。
ドットアニメーションを作る内蔵iアプリ「ドットクリエイター」(2005年7月25日の記事参照)を使うと、作ったドットエリアデータを赤外線で送受信できる(P902iS同士の場合のみ)。
日本語入力機能は、Advanced Wnnを採用。キー配列なども含め、P902iの使い勝手(1月10日の記事参照)をそのまま継承している。
カメラ機能も変わらず、撮像素子は201万画素νMaicovicon。オートフォーカスはなく、メイン液晶右下のスイッチでマクロに切り替える。
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