「CeBIT 2005」会場で、気合が入って展示を行っていたのが韓Samsungブースだ。「7メガカメラ携帯」や「3ギガHDD搭載携帯」、「HSDPA携帯」など話題の端末を展示していたが、実はほかにもいくつか面白い携帯があった。
「T-DMB GPRS」は、欧州向けの地上デジタル放送対応端末。その名のとおり、「T-DMB方式」に対応したGPRS端末だ。
H.264のコーデックに対応しているほか、EPGの機能もサポートする。データ通信速度は384Kbps〜526Kbps。26万色TFT液晶を備える。
その隣に、韓国向けのT-DMB方式対応地デジ端末もあった。「SPH-B1200」がそれで、これまでもたびたび展示されているものだ(2004年12月20日の記事参照)。こちらはCDMA2000 1x EV-DOに対応する。130万画素カメラを搭載し、MP3プレイヤーとしての機能も備える。
面白いのは、同じ地デジ端末として「DVB-H」対応GPRS端末も展示していること。欧州の地上デジタル放送をめぐっては、T-DMBとDVB-Hで規格競争が懸念されているが(3月10日の記事参照)、Samsungは両方式の端末を開発しているわけだ。
さらに韓国版モバイル放送対応端末としておなじみの「SCH-B100」も出展。Samsungブースは“放送サービス携帯が勢ぞろい”といった趣きだ。
同社ブースには、発売時期や価格などが未定のプロトタイプ端末が多かった。「UWB」とタイトルがついた携帯は、DS方式のUWB用語参照に対応する端末だという。説明員によれば、通信速度は100Mbpsに達する。
Linux OSを搭載しており、無線LANにも対応すると説明員。Samsung ARM9を搭載しており、約6万5000色のタッチパネル液晶を備える。
RF IDリーダー携帯も展示されていた。独Siemensブースで展示されていたものと同様、NFC対応をうたっている(3月10日の記事参照)。130万画素カメラ、26万色TFT液晶を搭載したGSM端末。
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