MS、携帯電話プラットフォーム「Peabody」発表

» 2005年02月14日 18時23分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは2月14日、仏カンヌで開催の3GSM World CongressにおいてGSM/GPRS携帯電話プラットフォーム「Peabody」を発表した。

 Peabodyは、大手携帯電話メーカーFlextronicsがWindows Mobileをベースに設計したもので、OEM向けにのみ供給される。低コストで機能豊富なODM(Original Design Manufacture)プラットフォームで、大量にコスト効率良く迅速に市場に投入できるとMicrosoftは発表文で述べている。

 「携帯電話のカスタマイズが進むにつれ、OEMは低コストで機能豊富な製品を作るというプレッシャーを受けている」とFlextronicsのODM製品担当副社長トム・ディートリヒ氏。「当社はPeabodyなどのODMプラットフォームにより、OEMにコスト効率の良い方法で製品ラインを拡大し、市場の需要に応えられる手段を提供する。Peabodyは、OEMが必要とする十分な機能性を提供し、迅速なカスタマイズが可能な柔軟性を持つWindows Mobileを基盤とする」

 Windows MobileベースのPeabodyを採用すれば、OEMは1万8000種を超えるアプリケーションを製品ラインのカスタマイズに利用でき、アプリケーションとメッセージングの統合を求める企業から、最新の音楽・ビデオ・写真・ゲーム機能を求めるコンシューマーまで、さまざまな顧客のニーズに応えられるとMicrosoftは主張している。

 今回の提携により、FlextronicsはPeabodyベースのデバイスを世界中に提供する。さらに同社はGSM/GPRS/EDGEネットワークに対応した次世代Windows Mobileをベースにしたデバイスを開発中であることも発表している。

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