エンドユーザーにとっては、複数の店舗のサービスを一つにまとめられるのもメリットだ。サービスの1つ1つは「ポケット」という単位で数えられ、対応カード1枚で20ポケット分、おサイフケータイでは8ポケット分利用できる。サービスの追加や削除、残ポイントなどの確認は、店舗の端末かiアプリを使って行える。
端末にはCRMソフトが付属し、自宅のPCなどにデータを移して顧客分析が行える。データを外部メモリカードにためておけるため、ネットワーク環境のない店舗でも、オフラインで利用して、データはPCで確認する、という使い方も可能。
今回発表された端末は三和ニューテック製の1種類のみだが、ほかのメーカーからも発売される予定。FeliCaポケット対応の、SIMチップ形状のICチップも発売される。今後予定されているクレジット端末、ハンディターミナル、POS端末などに挿すことで、セキュリティ情報を端末メーカーに公開することなく、FeliCaポケットのデータを読み書きできるようになる。
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