山遊びとカメラ付き携帯、ネットを融合――「未来の学校」

» 2004年06月16日 20時29分 公開
[ITmedia]

 未来の教育のあり方を探る産官学共同プロジェクト「未来の学校」で、カメラ付き携帯電話と電子透かし技術を利用した小中学生向けプログラム「The Piece−宇宙の友達を救え!−」が、7月と8月に計4回開かれる。

 The Pieceは、大阪府の丘陵地帯・彩都に集合した子ども達が、里山を探検しながら最新の技術に触れられるプログラム。共同印刷の電子透かし技術「ワープショット」を利用する。

 ワープショットは、カメラ付き携帯電話で対応画像を撮影すると、自動でインターネットに接続し、埋め込まれた情報をサーバに送信。サーバは受け取った情報に応じたコンテンツを携帯に返信するというもの。

 里山のあちこちに、ワープショット対応画像を印刷した「ピース」と呼ばれるカードが置いてある。子ども達はピースを携帯電話で撮影することで、ゲームのヒントを手に入れる。

 同プログラムはインターネットからも参加可能。ネット上に落ちているピースを拾ってヒントを手に入れる。

 7月24日、25日、8月7日、8日のそれぞれ午後1時から5時まで行なわれる。募集人数は各回48人。インターネットからの参加は約2000人可能。応募はWebサイトや往復はがきで受け付ける。

 共同印刷は、ネット上の仮想空間と現実の里山の遊びを通して、子ども達に何かを作り出す力を身につけてほしいとしている。

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