デザインで選べる“双子の”ブロードバンド携帯〜「W11H」「W11K」 「CDMA2000 1X WIN」の発表に伴い、2つの対応端末が発表された。“自然”をテーマにした日立製端末「W11H」と、au design project端末の第二弾となる京セラ製の「W11K」だ。機能は一緒でデザインが異なる“双子”のブロードバンド端末、どちらを選ぶ?
高速データ通信サービス「CDMA2000 1X WIN」の発表に伴い、対応音声端末2モデルが発売される。一つはサービスインと同時に登場する日立製端末「W11H」、もう一つはau design project端末の第2弾となる京セラ製端末「W11K」だ。W11Kの発売は、12月中旬頃の見込み。 価格はそれぞれCDMA2000 1xのハイエンド端末より少々高めとなる見通しだ。
いずれも下り最大2.4Mbpsという高速通信を生かしたコンテンツ配信サービス「EZチャンネル」「ライブカメラ」を閲覧するためのSMILプレイヤーを内蔵。待ち受け画面上にはPCのデスクトップアイコンにも似た「フレームメニュー」が用意され、上方向キーを押すと「メール」「EZweb」「EZチャンネル」「EZムービー」の4つが並ぶメニュー画面にアクセスできる。 データフォルダ容量は20Mバイトで、1x端末の平均的なデータフォルダ容量の3〜5Mバイトから一気に拡張された。これは1コンテンツあたりの最大容量が3MバイトのEZチャンネルや、ダウンロード可能なサイズが1.5Mバイトに拡張されたEZムービーなどのデータを保存するためだ。これらのコンテンツは、外部メモリにはコピーできず、これが本体メモリの拡張につながっている。 両端末の機能やスペックはきわめて似通っている。ボディサイズや重さ、インタフェースのデザイン、内蔵される待ち受け画面などのコンテンツは異なるものの、ディスプレイや内蔵カメラ、データフォルダの容量、待ち受け時間などの基本スペックは同一。EZアプリはJava対応で、アプリケーションプロセッサとしてSH-Mobile、ベースバンドチップとしてARM7コアのMSM5500を(10月6日の記事参照)搭載している。 大きな特徴は、外部メモリスロットが取り外し可能な「ジャケット」として付属する点。ポイントはバッテリーのカバー部分だ。通常のカバーのほか、内側にminiSDスロットが付いたカバーが同梱され、miniSDを使うときだけ取り替える仕様。ジャケット装着時にはデータバックアップのほか、カメラで撮影した画像も直接書き込めるなど、使い勝手はメモリカードスロット内蔵端末と同じだという。
カメラを起動するためのスライドスイッチは端末の左サイドに備えられ、上に押すとムービー、下に押すと静止画撮影画面が立ち上がる。端末右サイドには、ボタンをスライドさせてマナーモードへの切り替えを行う「気配りスイッチ」を装備。マナーモードだけでなく、壁紙やシステムカラーなど、オリジナルで設定したモードへの切り替えも可能になった。
CDMA2000 1X WINサービスインと同時の11月28日に発売予定なのが、日立製の「W11H」。自然をイメージしたデザインが特徴で、ボディカラーはブルーシェルとシルバーシェルの2色がラインアップされる。
着信通知用ライトをボディの内側に配置することで、背面がすっきりしたデザインになっている。「ルミナスシェル」と名づけられたこのライトは、カバーの下からライトが淡く光って着信を知らせる。ライトの色は5色から、光らせ方のパターンは「フラッシュ」「フェードアウト」「グラデーション」の3種類から選択可能だ。
12月中旬に登場予定の京セラ製端末「W11K」は、「INFOBAR」(10月6日の記事参照)に続くau design project端末。INFOBARをデザインした深澤直人氏のディレクションによるものだ。 ボディカラーは「AKA」「KURO」「SHIRO」の3色で、多面体ボディにつややかなカラーが映える。起動画面やランチャー画面、壁紙などもオリジナルのものが内蔵され、卓上ホルダは端末デザインにあわせたオブジェのようなデザインだ。
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