Mobile:NEWS 2003年9月29日 06:47 PM 更新

ビザ、携帯のクレジット決済「VISAッピ」商用化試行

ビザは携帯をクレジットカード代わりにする「VISAッピ」の商用化試行を10月1日から開始。来春にはクレジットカード会社6社と共に、本格サービスを始める予定だ。

 ビザ・インターナショナルは9月29日、ドコモの携帯電話を使ったクレジット決済サービス「VISAッピ」の商用化試行を10月1日から開始すると発表した。

 日本信販が先行し、ユーシーカード、三井住友カード、オーエムシーカード、イオンクレジットサービス、UFJカードも順次参加。来春には本格的にサービスを開始する。

 利用者は、iアプリとして端末にクレジットカードデータをダウンロードし、店舗のPOSレジにクレジットカード情報を赤外線送信することで決済が行えるようになる。

 また試行開始を記念して、クイーンズスクエア横浜のクイーンズパークにおいて10月4日、導入記念イベントを開催する。サービスのデモンストレーションのほか、薬丸裕英さん、久保恵子さんによるトークショーも実施する。


9月17日に開催されたWPC EXPO 2003のドコモブースでは、「VISAッピ」のデモンストレーションが行われていた。これはクレジットカードデータを含んだiアプリを実行させた画面


「VISAッピ」が対応する端末はドコモのみだが、「あくまで主導はビザ」だとドコモの担当者。ドコモ側としては積極的にVISAッピに関するプラットフォームを整備するつもりはないと言う



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[斎藤健二, ITmedia]

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