年明け発売。次期FOMAの概要明かされるドラクエ、ファイナルファンタジーのiモード移植発表会で、ドコモは次期FOMAの概要を明かした。5〜6機種が予定されており、発売は年明けの2004年早々。iアプリなどのスペックは「505i」「506i」を超えるという。
「今度のFOMAは絶対期待を裏切らない──」。NTTドコモのiモード企画部長夏野剛氏が、こう太鼓判を押す、次期FOMA。その概略が、スクウェア・エニックスの「ドラクエ」「ファイナルファンタジー」完全移植発表会(9月25日の記事参照)で明かされた。
“iモードの進化系”と位置づけられた次期FOMAの特徴は「デザイン」「スペック」「サービス」「コンテンツ」の四つ
次期FOMAの登場次期は2004年早々。夏野氏は「年内には間に合わない。年明け」と投入時期を話した。以前、“秋FOMA”と呼ばれていたころの「登場は1月」というコメント(7月17日の記事参照)を裏付けたかっこうだ。 併せて投入メーカー数は「5〜6社からドドッと出る」(夏野氏)とし、これまで1、2機種ずつポロポロと発売されてきたFOMAも50xシリーズのように同時期に複数のメーカーから投入されることを示唆した。
50xシリーズが、10Kバイト+10Kバイト(503i)、30Kバイト+100Kバイト(504i)、30Kバイト+200Kバイト(505i)とiアプリ容量を増やしてきたのに対し、FOMAは常に一歩遅れて進んできた。 「今度は505i、506iよりもはるかに上をいくスペックで出す。(230Kバイトの)倍以上だと思ってください」(夏野氏) iアプリ容量を増すだけでなく、API(DoJaのバージョン)もFOMAが先行する。これまでも「次期FOMAが性能的に50xを逆転する」と話しており、その具体例の一端が示された。
青線がFOMAの、赤線が50xシリーズのiアプリ容量。次期FOMAから50xを逆転する
端末の概要については、「早くから取り組んだ3Gの成果が、やっと目に見えるものになってきた」と夏野氏。バッテリーの待ち受け時間は505i相当、端末サイズは「ほとんど50xと変わらない」とした。 当初50時間程度だったFOMAの連続待受時間は、現行モデルで200時間まで伸びている。505iは300時間程度の連続待受時間を持っており、次期FOMAはこのレベルまで到達することになる。
夏野氏が、次期FOMAの特徴として挙げたのは「デザイン」「スペック」「サービス」「コンテンツ」の四つ。このうち、デザインについても次期FOMAは凝ってくるという。 「SO505iのように、505iでも個性的なデザインだったし、505iSでも個性的なモデルがある。(次期FOMAでは)それを上回る個性的な、おしゃれな、自慢できる携帯にする」(夏野氏)
また、「サービス」については、「ラジオやテレビを載せてお茶を濁すのではない。ちょっと驚くようなものを用意している」と、テレビ・ラジオ搭載を明かしている他社を揶揄(9月19日の記事参照、9月24日の記事参照)。具体的なサービスについては触れなかった。 そのほか、夏野氏はこれまで、
関連記事 スクウェア・エニックス、次期FOMAにドラクエ、ファイナルファンタジーを完全移植 スクウェア・エニックスは9月25日、ドコモが来春の発売を予定している次期FOMAに、「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」の第1作目を完全移植すると発表した。 “秋FOMA”は来年1月に登場〜ドコモ木下氏 505iシリーズの機能をベースに、ムーバを機能面で上回るとされる“秋FOMA”。登場は1月という発言が、ドコモ幹部から飛び出した。 どうなる次のiモード? 28日都内で開催されたmobidec 2003にiモード企画部長の夏野氏が登壇。既に270万台に達した505iシリーズの次、「505iSシリーズ」や年明けのFOMAについて、考え方を話した。 [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |